他人と比較する前に、自分の中で比較してみる
少し難しい話になるが、リカードの「比較優位論」というのがある。
リカードは、「国富論」のアダム・スミスよりも遅く登場した、「人口論」のマルサスと同世代のイギリスの経済学者である。
かれは、自由貿易は取引を行う双方に利益があるものだと説いた。その裏付けとして、「比較優位論」とか「比較生産費説」という理論を用いたのである。
このあたりを分かりやすく解説したいところだが、それは池上彰さんとか、林修先生にお任せするとして、ビジネスや仕事の現場で、この理論を応用してみたらどうかという話である。
もちろん、そのことはすでに大勢の方が言っているのだが、こういう話である。
何でも出来る優秀社員のAさんと、これと言って優れたところがないダメ社員のBさんがいたとする。
まあ、優秀社員Aさんはいいとして、Bさんはどうするか。
組織として、Bさんをどう活かすか。あるいはBさんは、どこに活路を求めるべきか。
Bさんは、何をやってもAさんにかなわないのだから、Aさんと比較するのはやめよう。Bさんは、Bさんの中で比較的ましなことがあるだろうから、そこを頑張ってもらおう。これが、比較優位にもとづく考え方だ。
正直、正確性を欠く説明であり、かつ思いっきり、はしょっているので、理解していただけるかどうか不安だが、「自分の中で比較的ましなものに活路を求める」という考え方があってもいいだろうということだ。
組織全体として考えた場合、そのほうがいい。
これを無理やり受験勉強にあてはめてみる。
英数国も、理社も、全部負けているけど、それは他人との比較であって、もう一つ、自分の中での比較という考え方があってもいいだろう。
全部ダメと言ってしまったら、先に進まないではないか。
他人と比較する前に、自分の中で比較してみよう。
リカードは、「国富論」のアダム・スミスよりも遅く登場した、「人口論」のマルサスと同世代のイギリスの経済学者である。
かれは、自由貿易は取引を行う双方に利益があるものだと説いた。その裏付けとして、「比較優位論」とか「比較生産費説」という理論を用いたのである。
このあたりを分かりやすく解説したいところだが、それは池上彰さんとか、林修先生にお任せするとして、ビジネスや仕事の現場で、この理論を応用してみたらどうかという話である。
もちろん、そのことはすでに大勢の方が言っているのだが、こういう話である。
何でも出来る優秀社員のAさんと、これと言って優れたところがないダメ社員のBさんがいたとする。
まあ、優秀社員Aさんはいいとして、Bさんはどうするか。
組織として、Bさんをどう活かすか。あるいはBさんは、どこに活路を求めるべきか。
Bさんは、何をやってもAさんにかなわないのだから、Aさんと比較するのはやめよう。Bさんは、Bさんの中で比較的ましなことがあるだろうから、そこを頑張ってもらおう。これが、比較優位にもとづく考え方だ。
正直、正確性を欠く説明であり、かつ思いっきり、はしょっているので、理解していただけるかどうか不安だが、「自分の中で比較的ましなものに活路を求める」という考え方があってもいいだろうということだ。
組織全体として考えた場合、そのほうがいい。
これを無理やり受験勉強にあてはめてみる。
英数国も、理社も、全部負けているけど、それは他人との比較であって、もう一つ、自分の中での比較という考え方があってもいいだろう。
全部ダメと言ってしまったら、先に進まないではないか。
他人と比較する前に、自分の中で比較してみよう。