「学校選択問題」、少なくとも6割は従来レベル
平成29年度埼玉県公立高校入試では、2つの変更点がある。
今日は、その2つの変更点が、受験生にどのような影響を及ぼすかについて、改めて考えてみよう。
私は長年、民間の立場から受験に関わる仕事をしている。その経験から言えば、受験生の悩みというのは、「志望校をどう選ぶか」、「受験勉強をどのようにするか」。この二つに集約される。
そこで、今回の変更点が、志望校選びや勉強法に、どう影響するかという観点で考えてみる。
1.志望校選びへの影響
理社の50分への延長。これは、志望校選びには影響なし。
学校選択問題の採用。こちらは、どの学校を受験するかによって、英数の問題が異なるのだから、志望校選びに影響あり。
2.受験勉強の仕方への影響
理社の50分への延長。10分の延長で、資料問題や論述問題の正答率・通過率が高まることが予想される。平均点も上がる可能性がある。しかし、問題自体は変わらないので、受験勉強の仕方への影響は、ほとんど無し。
学校選択問題の採用。きわめて大ざっぱな言い方をすれば、「易しい試験」と「難しい試験」の二つが用意されるということなので、「易しい試験」で確実に点数を取れる勉強法で行くか、「難しい試験」で高得点を取れる勉強法で行くか、どちらかを方針として定める必要がありそうだ。いずれにしても、受験勉強の仕方への影響あり。
以上をまとめれば、理社の50分への延長については、あまり考える必要はなく、学校選択問題の採用についてだけ考えておけばよいということになる。
さて、そうなると、次に考えなければいけないのは、「易しい試験」と「難しい試験」は、今までと比べて、どれくらい易しくなり、どれくらい難しくなるのかである。
すでに県教委からサンプル問題が示されているので、これを分析すれば、おおよその姿が見えてくる。
詳しい話は、これから随時このブログでも取り上げて行くが、数学の場合だと、多くの学校が採用する「易しい試験」であっても、20校が採用する「難しい試験」であっても、6割から7割は、今までと同じ内容・レベルである。
残り3割から4割が、従来と比べて「易しい試験」になっているか、「難しい試験」になっているかという違いである。
今日は、その2つの変更点が、受験生にどのような影響を及ぼすかについて、改めて考えてみよう。
私は長年、民間の立場から受験に関わる仕事をしている。その経験から言えば、受験生の悩みというのは、「志望校をどう選ぶか」、「受験勉強をどのようにするか」。この二つに集約される。
そこで、今回の変更点が、志望校選びや勉強法に、どう影響するかという観点で考えてみる。
1.志望校選びへの影響
理社の50分への延長。これは、志望校選びには影響なし。
学校選択問題の採用。こちらは、どの学校を受験するかによって、英数の問題が異なるのだから、志望校選びに影響あり。
2.受験勉強の仕方への影響
理社の50分への延長。10分の延長で、資料問題や論述問題の正答率・通過率が高まることが予想される。平均点も上がる可能性がある。しかし、問題自体は変わらないので、受験勉強の仕方への影響は、ほとんど無し。
学校選択問題の採用。きわめて大ざっぱな言い方をすれば、「易しい試験」と「難しい試験」の二つが用意されるということなので、「易しい試験」で確実に点数を取れる勉強法で行くか、「難しい試験」で高得点を取れる勉強法で行くか、どちらかを方針として定める必要がありそうだ。いずれにしても、受験勉強の仕方への影響あり。
以上をまとめれば、理社の50分への延長については、あまり考える必要はなく、学校選択問題の採用についてだけ考えておけばよいということになる。
さて、そうなると、次に考えなければいけないのは、「易しい試験」と「難しい試験」は、今までと比べて、どれくらい易しくなり、どれくらい難しくなるのかである。
すでに県教委からサンプル問題が示されているので、これを分析すれば、おおよその姿が見えてくる。
詳しい話は、これから随時このブログでも取り上げて行くが、数学の場合だと、多くの学校が採用する「易しい試験」であっても、20校が採用する「難しい試験」であっても、6割から7割は、今までと同じ内容・レベルである。
残り3割から4割が、従来と比べて「易しい試験」になっているか、「難しい試験」になっているかという違いである。