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国民の血税だぞ、いや、そこまでは

 パナマ文書流出により、タックス・ヘイブン(租税回避地)というものが注目されている。
 消費増税が予定通り実施されるのか延期されるのか、ここにも関心が集まっている。
 舛添東京都知事による豪華な海外視察旅行や、別荘通いも、無駄遣いが過ぎるのではないかと批判されている。

 以上、いずれも税金にかかわる話題。

 さて今日は、こうした問題をいちいち取り上げるのではなく、これらの報道の中に必ずと言っていいほど登場する「血税」という言葉についてである。

 「血税(けつぜい)」とは「人々が血の出るような思いで納める苛刻な税」というような意味になるだろう。
 たしかに税金を払うのはつらいけど、「血税」はなかろうというのが、私の実感だね。ただ、普通に税金と言うより、刺激的ということはあるかもしれない。

 明治の初期(明治5年)、「徴兵告諭(ちょうへいこくゆ)」というものが出され、翌年、「徴兵令」が出された。
 その「徴兵告諭」の中に、「西人之ヲ称シテ血税ト云フ 其の生血ヲ以テ国ニ報スルノ謂ナリ」とある。
 
 人はみな国家に報いなければならず西洋人はこれを血税と呼んでいる。その生き血でもって国家に奉仕するのである。

 これに驚いた人々は、徴兵令反対一揆をおこす。別名、血税一揆

 以上、中学校レベルの歴史で、教科書にも徴兵制反対の一揆がおこったとは書いてある。ただし、さすがに「血税」まではふれていない。

 うがった見方をすれば、血税という言葉は、徴兵制反対と結びつくので、それでマスコミが好んで使うのではないかということだが、どうもそこまではなさそうだ。
 単に、「われわれの税金を無駄遣いするな」というより、「われわれの血税を無駄にするな」と言ったほうが、読者の怒りのボルテージが上がると考えているからだろう。

 まあ、私の場合、「どうしてくれる」と言えるほど、たくさんの税金を払っているわけではないので、「血税」を使われると、ちょっと恥ずかしい。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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