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舛添降ろしには、面倒だがリコールという手がある

 民主主義政治において、選挙の持つ意味は重大である。
 よって、われわれは、選挙で選んだ者を、選挙以外の方法で辞めさせることには慎重にならなければいけない。

 「安倍はやめろ!」
 その気持ちは分かった。そう考え、そう述べるのは、思想・表現の自由であるから結構だ。しかし、安倍首相が首相であるのは、選挙の結果であるから、これを辞めさせるのは結局のところ選挙以外に方法はないのである。「安倍はやめろ!」の人々は、「民主主義を守れ」とも言うが、選挙の結果を認めないというのでは、民主主義は守れないのである。

 「舛添やめろ!」も同様である。

 地方政治の場合、解職請求(リコール)という制度があるのは、中学校社会(公民)の教科書でも教えているところである。
 いまだ知事のリコールが成立した事例がないのは、そのハードルが極めて高いためであるが、選挙結果を重く受け止めるという考えに立てば、それより簡単な方法で辞めさせられる方法があってはならないのである。

 舛添が許せない。そう考えるのであれば、どんなにハードルが高くても、解職請求(リコール)に訴えるべきである。これは、選んだ者の権利でもあるが責任でもある。
 また、わが国は法治国家なのであるから、道義的にどうかとか、心情的にどうかというのではなく、その行動が法に照らしてどうなのかを問わなければならない。

 過日述べたように、私は舛添支持者でも何でもないし、それ以前に東京都民でもない。だが、ネットやマスコミによって出来上がったムードで中で政治が動いて行くことを危険視するものである。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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