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素直に謝りたくない場合の言い回し

 舛添語録がまた一つ増えたね。
 「汗顔の至り」(かんがんのいたり)。

 恥ずかしいってことだよ。
 でも、そのまま「恥ずかしい」と言ってしまうと、誰もが、「ああそうか。恥ずかしいと思ってるんだ」と受け取れちゃうだろう。それはまずいわけだよ。だって当人は本当のところ反省もしてないし、恥ずかしいと思ってないんだから。

 政治家や役人が、何か謝らなきゃいけない場面で、「遺憾に思う」(いかんにおもう)って言うだろう。本来は残念に思うという意味なんだけど、何となく謝罪の雰囲気は出るよね。だから、「ゴメンナサイ」って言いたくないときに使うんだ。

 今度の「汗顔の至り」もその類(たぐい)かな。「お恥ずかしいかぎりで…」とか「穴があったら入りたい」なら誰でも分かるが、そういう言葉は使いたくないんだね。わざと、小難しい言葉を使って相手の攻撃をかわそうという魂胆だ。

 次に用意されているのは、そうだな、「慙愧に堪えない」(ざんきにたえない)あたりかな。いや、「忸怩たる思い」(じくじたるおもい)も捨てがたいな。
 と、どうしても謝りたくない舛添くんの心中を察してみる。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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