相手が格下だと態度を変えるヤツは恥ずかしい
相手によって態度や言葉遣いを変える。
この使い分けは当然のことである。
だが、間違った使い分けをしている人がいる。事業に失敗したフデキ社長がそうだ。
ある時、かれが誰かと電話で話している場面に出くわした。
私にはどうも、その言葉づかいというか、話し方が気に入らない。
有体に言えば、上から目線というか、ぞんざいな言葉づかいで、エラソーな態度なんだ。
「今の電話だれ?」と私聞く。
「いや、役所なんですけどね。窓口が何もわかってないくせして、細かいし、うるさいんですよ」とフデキ社長答える。
やっぱりコイツはダメだ。失敗する。
役所の人間は、公僕かもしれんが、下僕じゃなからな。おれたちの使用人じゃない。
おれたちの税金で食ってる?
馬鹿言うな。大した税金払ってねえだろう。どころか、滞納してんじゃねえか?
「役所の窓口だって、会社の受付嬢だって、みんな仕事としてやってるんだろう。だったら『ごくろうさま』というねぎらいや、『ありがとう』という感謝の気持ちがあるべきだろう」と私言う。
「いやあ、今のは電話だからですよ。面と向かったときは、それなりの礼はつくしてますから」とフデキ社長言い訳する。
ブッブー、ソレダメ!
それ逆だから。
面と向かってるときは、表情とか態度とか全体的な印象で、こっちの気持ちが伝わるんだよ。でも、電話は言葉だけだから。もっと丁寧に、もっと優しく、一つ一つ言葉を選んで話さないとダメなんだよ。
またひとつ、失敗の原因を見つけちゃったな。
相手が自分より偉いと思ったら前かがみになる。相手が自分より格下だと思ったらふんぞりかえる。
一番嫌なタイプだな。と言うより恥ずかしいよ。
そういう人付き合いをしてると、いざというとき誰も助けてくれないんだよ。それどころか、「ザマーミロ」と思われてるんじゃないかな。
私も年をとったので、周りに目上の人というのが少なくなってきた。敬語をつかわなきゃならない場面も減ってきた。
こりゃ、ますます気をつけなければいかんな。
この使い分けは当然のことである。
だが、間違った使い分けをしている人がいる。事業に失敗したフデキ社長がそうだ。
ある時、かれが誰かと電話で話している場面に出くわした。
私にはどうも、その言葉づかいというか、話し方が気に入らない。
有体に言えば、上から目線というか、ぞんざいな言葉づかいで、エラソーな態度なんだ。
「今の電話だれ?」と私聞く。
「いや、役所なんですけどね。窓口が何もわかってないくせして、細かいし、うるさいんですよ」とフデキ社長答える。
やっぱりコイツはダメだ。失敗する。
役所の人間は、公僕かもしれんが、下僕じゃなからな。おれたちの使用人じゃない。
おれたちの税金で食ってる?
馬鹿言うな。大した税金払ってねえだろう。どころか、滞納してんじゃねえか?
「役所の窓口だって、会社の受付嬢だって、みんな仕事としてやってるんだろう。だったら『ごくろうさま』というねぎらいや、『ありがとう』という感謝の気持ちがあるべきだろう」と私言う。
「いやあ、今のは電話だからですよ。面と向かったときは、それなりの礼はつくしてますから」とフデキ社長言い訳する。
ブッブー、ソレダメ!
それ逆だから。
面と向かってるときは、表情とか態度とか全体的な印象で、こっちの気持ちが伝わるんだよ。でも、電話は言葉だけだから。もっと丁寧に、もっと優しく、一つ一つ言葉を選んで話さないとダメなんだよ。
またひとつ、失敗の原因を見つけちゃったな。
相手が自分より偉いと思ったら前かがみになる。相手が自分より格下だと思ったらふんぞりかえる。
一番嫌なタイプだな。と言うより恥ずかしいよ。
そういう人付き合いをしてると、いざというとき誰も助けてくれないんだよ。それどころか、「ザマーミロ」と思われてるんじゃないかな。
私も年をとったので、周りに目上の人というのが少なくなってきた。敬語をつかわなきゃならない場面も減ってきた。
こりゃ、ますます気をつけなければいかんな。