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パッと見で分かる、29年度埼玉県公立入試の「学校選択問題」と「学力検査問題」

 ものごとを理解する場合に、大ざっぱなイメージでとらえるという方法があるんじゃないか。
 厳密ではないけれど、「はは~ん、要するにそういうことね」とザックリとらえる。

 そこで今日は、29年度埼玉県公立入試の数学や英語は、だいたいどんなレベルの問題になるのかを、私なりに図解してみた。

 「今までの問題」、つまり過去問ということになるが、これが大ざっぱに言って、「やや易しい問題」と「やや難しい問題」と、その中間の「普通の問題」で構成されていたとする。
 本当は、正しくこうなっていれば、改革の必要はなかったわけだが、そこは深く追及せずに先に行く。

 さてそこで、下の図である。 
 「今までの問題」をはさんで、右側が「学校選択問題」、左側が「学力検査問題」。
 右側の「学校選択問題」で入試を行うのは、浦和・大宮など20校。
 左側の「学力検査問題」で入試を行うのは、20校以外の学校。

「学校選択問題」と「学力検査問題」のイメージ 小

 右側の「学校選択問題」では、「今までの問題」にあった「やや易しい問題」がなくなり、その分、「やや難しい問題」が増える。
 一方、左側の「学力検査問題」では、「今までの問題」にあった「やや難しい問題」がなくなり、その分、「やや易しい問題」が増える。

 「今までの問題」のうち、「普通の問題」は、そのままどちらにも出る。

 私は、やや乱暴と思いながらも、なぜこの図を作ったか。
 それは、問題が変わるということで、「どうすりゃいいんだ」と、不安におののいている受験生がいるようだから、その不安を少しでも解消してあげようと思ったからだ。

 これを見れば、どっちで受けることになっても、「今までの問題」とかけ離れた問題が出るわけではなく、だいたい7割ぐらいは、過去問と同じレベル、過去問と同じ内容になるだろうと予想できるのである。

 今後は、徐々に厳密に、また具体的に話をして行こうと思うが、今日のところは、「過去問で練習することの意味がなくなっちゃうほど、ガラッと変わるわけじゃないんだな」というところまで、理解しておいてほしい。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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