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失敗が嫌ならじっとしてろ

 人は行動の数だけ失敗する。
 いま仮に、成功と失敗の割合が五分五分だとする。私の場合、感覚的には「成功3:失敗7」ぐらいなのだが、この際数字は厳密でなくてもいい。

 割合が五分五分ならば、10の行動を起こせば、5は失敗に終わる。20の行動なら10の失敗、30の行動なら15の失敗。
 このように行動の数だけ失敗も増えて行く。
 だから、失敗の絶対数を減らしたければ、行動の数を減らせばいいということになる。
 失敗が嫌ならじっとしてろ。

 だが、失敗には副産物がある。
 失敗から得られる最大のものは教訓だ。
 たぶん、その教訓を生かせば二度同じ失敗はしないだろうから、次は成功する。
 「失敗は成功の母」というのは、このことだ。

 私はこのブログで、年じゅう説教を垂れているが、何のことはない、その元になっているのは全部自分の失敗だ。

 つい最近も、サラリーマンを辞め独立起業しようとしている人から、成功の秘訣を聞かれたので、こう答えた。
 「成功の秘訣は分からんが、こうやったら失敗するぞっていう話なら、三日三晩でも話してやれるぜ」

 さらに。
 「で、それを聞いて、あっ、そうか。そういうことをしなければいいんだ。いい話を聞いた。これで成功に一歩近づいた。と思うだろ。残念でした。結局、あんたも同じ失敗するんだよ。他人の話を聞いて失敗を避けようなんて虫が良すぎると思わないか」

 相手ちょっと元気なくなったところで、とどめの一発。
 「そうそう、一つ言い忘れてた。絶対に失敗しない方法が一つあったよ。それを言うの忘れてた。独立しないことだよ。行動しないこと。そうすりゃ失敗しない」

 他人の失敗(経験)というのは、行動を思いとどまるためには役立つかもしれんが、自分の成功のためには何の役にも立たないんだ。
 自分の成功に役立つのは、自分の失敗(経験)だけ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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