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無意味に長い夏休みがようやく終わる

 ちょいと面倒な話なんだが、「学校教育法」という法律があって、その中身をもう少し具体的に定めた「学校教育法施行令」というのがあって、さらに細かいことまで定めた「学校教育法施行規則」というのがある。
 「法律→施行令→施行規則」という3点セットになっている法律は、ほかにもある。日本は法治国家だから細かいんだ。

 夏休みのことは「学校教育法」の「施行規則」の中に、「休業日」として書いてある。
 1. 国民の祝日
 2. 日曜日と土曜日
 3. 教育委員会が定める日
 あれれ、夏休みないじゃん。
 いや、だからそれは全国各地の「教育委員会が定める日」に入っているんだ。
 だから、北海道の学校と鹿児島県の学校では、夏季休業(夏休みのこと)の期間が違ったりするわけだね。寒い北海道の学校は、もう2学期が始まっている。夏休みが短くて冬休みが長いというシステムなんだ。

 だが最近は、寒い北海道じゃなくても、夏休みが短くなる傾向がある。来週から始まる中学校も結構多いと思う。
 これは、学校5日制で土曜日が休業日になった影響が大きい。授業時間が減った分を、長期休業を短縮して補うためだ。
 だったら、土曜日を休業日からはずせばいいと思うけどね。
 先生の週休2日を担保しながら、学校6日制を実現するのは、私立なら当たり前にやっていることだし。

 小中学生が、勉強ばかりやっているのは変だし、遊びも大事だとは思うが、大人と一緒の休暇を与える必要はないな。ワークライフバランスなんていうのは大人の話だ。

 ということで、無意味に長い夏休みがようやく終わり、いよいよ学校だ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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