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消費税増税法案が国会で可決(読んでわかる公民講座02)

 8月10日、消費税増税法案が国会で可決、成立した。
 これにより、現在5%の消費税は、24年4月から8%に、27年10月から10%に引き上げられる。
 日本で初めて消費税が導入されたのは、1989年竹下登内閣のときである。竹下登はDAIGOのお祖父ちゃんであるが、そんなことはテストには出ない。

 税金には国税地方税があるが、消費税は国税である。だから、集まった税金は国の収入となる。増税によって増えた収入は、社会保障の充実のために使われることになっている。

 消費税は、納税の義務がある人(納税者)と、実際に負担する人(担税者)が異なる税金で、このような税金を間接税という。反対に、納税者と担税者が一致している税金が直接税で、法人税所得税がその代表である。

 代表的な直接税である所得税の場合、所得が高くなればなるほど、税率が上がっていくシステムになっている。これを累進(るいしん)課税方式という。ふつうの人の税率は、だいたい10%~20%程度であるが、年間所得が数千万円というような人は倍の40%になる。これは難しい言い方で「応能負担の原則」と言うが、中学生はここまで知らなくてもいい。要は、お金持ちにはたくさん税金を払ってもらいましょうという考え方である。

 消費税は、同じ商品を買えば、所得に関係なく同額の税金を負担することになるから、結果として、所得の少ない人ほど税負担が重くなる。このような性質を累進の逆という意味で逆進性という。増税反対の一つの根拠はここにある。

▼出題情報
 埼玉の公立入試では、23年前期に次のような出題があった。
「所得税では、その税率は累進課税の方法がとられています。この累進課税の課税方法の特徴を書きなさい」(5点)
「所得が高くなればなるほど、税率も上がっていく方法」などと答えれば正答だろう。簡単だ。
 また、少し古くなるが、19年には次のような出題があった。
「税金を納める義務がある人と実際に負担する人が異なるものを、次のア~エの中から一つ選び、その記号を書きなさい」
ア 所得税 イ 法人税 ウ 消費税 エ 相続税
 答を書くのもばかばかしい。昔はこんな子供だましの問題も出ていたのだ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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