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いま話題の日銀がらみの問題が出ました

埼玉県公立高校入試の社会(公民分野)で、いま話題の日銀に関係する問題が出ましたね。
まあ、これは時事問題というわけではなく、偶然の一致です。

日銀の何が話題になっているかと言うと、日銀のトップである総裁人事です。誰を総裁にするかは政府が決めますが、これには国会の承認が必要です(国会同意人事)。安倍内閣が考えている候補者は黒田東彦氏です。自民党が多数を占める衆議院はいいとして、問題は、民主党が多数である参議院です。もし民主党がこの人事案に反対すると、人事は振り出しに戻ってしまいます。そこで、民主党がどのような対応をするかに関心が集まっているというわけです。

さて、入試問題ですが、日銀が行なう金融政策の一つである公開市場操作についての問題でした。
現在は公開市場操作が主要な政策(公定歩合を調節する政策よりも)ですから、ここを聞いてくるのはいいんじゃないかと思います。
で、不景気の場合の公開市場操作操作、つまり買いオペについて「銀行」と「企業」という二つの言葉を用いて説明する。

県が発表した解答例(採点の手引き)によると、「日本銀行が国債などを買って銀行の資金量を増やすことにより、銀行の企業への貸し出しを増やそうとすること」となっていました。
う〜ん、どうかな。たしかにそういうことなんだが、びみょ~ってやつだ。

日銀はマネーサプライ(通貨供給量)を増やして金利に働きかけるんだよね。日銀が金融機関から国債などを買えば、市場に資金が供給され、金利が下がるという効果が期待できる。それが企業への貸し出し金利にも影響するという手順になる。
銀行は資金がたくさんあるから、貸し出しをどんどんするってもんじゃないでしょう。その資金の調達コストが問題になる。ここはやはり、「金利」っていう言葉も入れて説明するほうがいいんじゃないかな。

でも、そうすると説明が面倒になる。ま、中学生の理解はこの程度で良しとするか。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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