今日行われた入試フォーラムでの10分間ミニ講演
NPO法人埼玉教育ネットが主催する「入試フォーラム」に出席。
今日は、岩佐教育研究所の岩佐桂一氏と、元城西川越高校で現在は日本私学教育研究所の相田暢正先生のお話を聞いた。
私は、主催者から「時間が余ったらお願いね」と言われていたので、10分程度の内容を用意して臨んだ。
話の要点を簡単にまとめると次のとおり。
1 教育の無償化
時間をかけながらも、教育は無償化の方向に進んで行くだろう。増税の口実にしたり、憲法改正の突破口にしようという狙いも透けて見えるが、経済合理性の観点からも無償化は是とするべきだろう。つまり、税金の使い方として、どちらが納税者にとって利益が大きいかということである。
公立学校を作り公務員を雇って教育するか、私立学校に何らかの形で税金を投入して教育するか。私は、経済合理性の観点から後者を支持する。
2 私立の公立化を懸念
補助金漬けになった業界は必ず衰退する。私立に税金が投入され経営は楽になるかもしれないが、学費格差がなくなり私立の公立化が進むと、私立の衰退を招くかもしれない。競争原理の担保が必要である。
3 社会インフラとしての民間教育の活用
「中学校VS塾」の発想は時代遅れである。塾や予備校など民間教育が産業として成熟してきた今日、むしろ社会インフラの一つとして積極的に活用すべきだろう。部活は民間委託、受験指導や進学補習も民間委託。
塾や予備校の活用は、中学校の先生の過剰労働解消にもつながる。塾や予備校の先生方には今後ますます社会的責任を自覚していただきたい。
4 新市場の開拓が迫られる私立中学校
定員割れ校が続出している現状を憂慮している。既存のパイの奪い合いから新市場の拡大へ。これは喫緊の課題である。主たる原因は、経済状況(景気)ではなくPR不足にある。存在を知ってもらうことが先決。そのためのメディア戦略等で微力ながらお手伝いしたいと考えている。
だいたい、こんなところ。
聞いている方々がプロなので、少し堅めの話であった。
今日は、岩佐教育研究所の岩佐桂一氏と、元城西川越高校で現在は日本私学教育研究所の相田暢正先生のお話を聞いた。
私は、主催者から「時間が余ったらお願いね」と言われていたので、10分程度の内容を用意して臨んだ。
話の要点を簡単にまとめると次のとおり。
1 教育の無償化
時間をかけながらも、教育は無償化の方向に進んで行くだろう。増税の口実にしたり、憲法改正の突破口にしようという狙いも透けて見えるが、経済合理性の観点からも無償化は是とするべきだろう。つまり、税金の使い方として、どちらが納税者にとって利益が大きいかということである。
公立学校を作り公務員を雇って教育するか、私立学校に何らかの形で税金を投入して教育するか。私は、経済合理性の観点から後者を支持する。
2 私立の公立化を懸念
補助金漬けになった業界は必ず衰退する。私立に税金が投入され経営は楽になるかもしれないが、学費格差がなくなり私立の公立化が進むと、私立の衰退を招くかもしれない。競争原理の担保が必要である。
3 社会インフラとしての民間教育の活用
「中学校VS塾」の発想は時代遅れである。塾や予備校など民間教育が産業として成熟してきた今日、むしろ社会インフラの一つとして積極的に活用すべきだろう。部活は民間委託、受験指導や進学補習も民間委託。
塾や予備校の活用は、中学校の先生の過剰労働解消にもつながる。塾や予備校の先生方には今後ますます社会的責任を自覚していただきたい。
4 新市場の開拓が迫られる私立中学校
定員割れ校が続出している現状を憂慮している。既存のパイの奪い合いから新市場の拡大へ。これは喫緊の課題である。主たる原因は、経済状況(景気)ではなくPR不足にある。存在を知ってもらうことが先決。そのためのメディア戦略等で微力ながらお手伝いしたいと考えている。
だいたい、こんなところ。
聞いている方々がプロなので、少し堅めの話であった。