目標の先にある目的は何なんだ
生徒「僕は(私は)、〇〇高校に行きたいと思います」
先生「ふんふん、それで?」
生徒「勉強頑張って、大学は医学部に入って、将来は医者になろうと思います」
先生「目標があるっていうのは頼もしいね」
生徒「いや、それほどでも…」
先生「ところで、目的は何なんだい? その、つまり、医者になる目的だよ」
生徒「・・・・・」
生徒に目標を持たせるのは比較的易しい。なぜなら、目標は具体的で、すぐ近くにあるもので、目に見えるものであったり、数値で表せたりするものだからだ。
「今週の目標は〇〇」、「正月までに3キロダイエット」という感じ。
目的は難しい。
抽象的だし、数値で表せない。
しかし、そもそも目的なしの目標はないわけだから、生徒には目的を考えさせなければならない。目標はあくまでも通過点だ。目標が最終ゴールだと勘違いすると、そこですべてが終わってしまう。
医者や看護師になるのも、官僚や政治家になるのも、ラーメン屋やケーキ屋になるのも、なって何かをしたいからでしょう。なって終わりじゃないでしょう。
お金を稼ぐため? 家族を養うため?
それもあるけど、単なる働く理由でしかない。それだけの理由だったら、別にどんな仕事に就いたっていい。
医者になって何がしたいの? 学校の先生になって何がしたいの?
それが人間に一番大事な、生きる目的というやつだよ。
面倒くさいけど、これが進路指導というものなんだ。
子供たちはすぐには答えが出せないが、先生は繰り返し、こうした問いかけをしてやらなければならない。
理屈は分かるが、入試が目の前に迫ってきた今、それどころじゃないよ。
ごもっとも。
そんなこと考えてる暇があったら、単語の一つも覚えろよ。
が、そこは重々分かった上で、子供たちに目標の先にある目的を考えさせてほしいと思うのである。
先生「ふんふん、それで?」
生徒「勉強頑張って、大学は医学部に入って、将来は医者になろうと思います」
先生「目標があるっていうのは頼もしいね」
生徒「いや、それほどでも…」
先生「ところで、目的は何なんだい? その、つまり、医者になる目的だよ」
生徒「・・・・・」
生徒に目標を持たせるのは比較的易しい。なぜなら、目標は具体的で、すぐ近くにあるもので、目に見えるものであったり、数値で表せたりするものだからだ。
「今週の目標は〇〇」、「正月までに3キロダイエット」という感じ。
目的は難しい。
抽象的だし、数値で表せない。
しかし、そもそも目的なしの目標はないわけだから、生徒には目的を考えさせなければならない。目標はあくまでも通過点だ。目標が最終ゴールだと勘違いすると、そこですべてが終わってしまう。
医者や看護師になるのも、官僚や政治家になるのも、ラーメン屋やケーキ屋になるのも、なって何かをしたいからでしょう。なって終わりじゃないでしょう。
お金を稼ぐため? 家族を養うため?
それもあるけど、単なる働く理由でしかない。それだけの理由だったら、別にどんな仕事に就いたっていい。
医者になって何がしたいの? 学校の先生になって何がしたいの?
それが人間に一番大事な、生きる目的というやつだよ。
面倒くさいけど、これが進路指導というものなんだ。
子供たちはすぐには答えが出せないが、先生は繰り返し、こうした問いかけをしてやらなければならない。
理屈は分かるが、入試が目の前に迫ってきた今、それどころじゃないよ。
ごもっとも。
そんなこと考えてる暇があったら、単語の一つも覚えろよ。
が、そこは重々分かった上で、子供たちに目標の先にある目的を考えさせてほしいと思うのである。