中学生ならレポートの一本や二本書いたことあるだろう
埼玉県公立入試・国語の条件作文に関して、塾の先生方とあることが話題になった。
問題は、「文字で伝える際、重視すること」について、あなたの考えを書きなさいというもの。
資料として円グラフが2つ示されている。資料Aは、「手紙やメールを書く場合」に重視する項目の割合を示し、資料Bは、「報告書やレポートを書く場合」に重視する項目の割合を示している。

「この資料から読み取ったこと」をもとに考えを述べる(これをはずすと16点満点中、8点減点されてしまう)という問題なので、まず、2つのグラフを比較し、共通点・相違点を探す。
1 「情報をわかりやすく伝えること」は、両方で重視されている
2 「報告書やレポートを書く場合」は、「情報を正確に伝えること」がもっとも重視され、その割合は50.5%であり、「手紙やメール を書く場合」の23.6%の2倍以上となっている。
3 「手紙やメールを書く場合」は「読み手の気持ちに配慮して伝えること」と、「自分の気持ちをはっきり伝えること」が重視される が、「報告書やレポートを書く場合」は、これらはあまり重視されない。
目のつけどころは、この3つだろう。
目のつけどころは自由だ。何を重視するのが正しいかを問うているのではないので、どれを選んで書いても採点には影響しない。
さて。
冒頭書いた、話題になったあることというのは、この作文では「自分の体験を踏まえて書くこと」という非常に重要な条件(満たさないとマイナス8点)があるわけだが、中学生はメールを書いた経験はあるとしても、報告書やレポートを書いた経験があるだろうか、ということである。
私は実際に中学生を教えていないのでよく分からないが、私立中学校に行くと、体験学習や講演や見学やらのレポートが教室や廊下に掲示されているのを頻繁に見かけるので、中学生が報告書やレポートを書いた経験が無いとは思えない。
だいいち、経験を書くことが必須である作文のテーマに、中学生が経験しないようなことが選ばれるはずがない。 「会社選びで重視すること」とか、「残業を減らすには」、「老後の生き方」とかでは、書きようがないではないか。
この作文問題の前提には、中学校3年間の中で、論文とまでは行かなくても「報告書やレポートは書いたことがあるよね」があるわけだから、「情報を正確に伝えること」を意識した文章練習はしておいたほうがいい。論述問題対策にもなる。
問題は、「文字で伝える際、重視すること」について、あなたの考えを書きなさいというもの。
資料として円グラフが2つ示されている。資料Aは、「手紙やメールを書く場合」に重視する項目の割合を示し、資料Bは、「報告書やレポートを書く場合」に重視する項目の割合を示している。

「この資料から読み取ったこと」をもとに考えを述べる(これをはずすと16点満点中、8点減点されてしまう)という問題なので、まず、2つのグラフを比較し、共通点・相違点を探す。
1 「情報をわかりやすく伝えること」は、両方で重視されている
2 「報告書やレポートを書く場合」は、「情報を正確に伝えること」がもっとも重視され、その割合は50.5%であり、「手紙やメール を書く場合」の23.6%の2倍以上となっている。
3 「手紙やメールを書く場合」は「読み手の気持ちに配慮して伝えること」と、「自分の気持ちをはっきり伝えること」が重視される が、「報告書やレポートを書く場合」は、これらはあまり重視されない。
目のつけどころは、この3つだろう。
目のつけどころは自由だ。何を重視するのが正しいかを問うているのではないので、どれを選んで書いても採点には影響しない。
さて。
冒頭書いた、話題になったあることというのは、この作文では「自分の体験を踏まえて書くこと」という非常に重要な条件(満たさないとマイナス8点)があるわけだが、中学生はメールを書いた経験はあるとしても、報告書やレポートを書いた経験があるだろうか、ということである。
私は実際に中学生を教えていないのでよく分からないが、私立中学校に行くと、体験学習や講演や見学やらのレポートが教室や廊下に掲示されているのを頻繁に見かけるので、中学生が報告書やレポートを書いた経験が無いとは思えない。
だいいち、経験を書くことが必須である作文のテーマに、中学生が経験しないようなことが選ばれるはずがない。 「会社選びで重視すること」とか、「残業を減らすには」、「老後の生き方」とかでは、書きようがないではないか。
この作文問題の前提には、中学校3年間の中で、論文とまでは行かなくても「報告書やレポートは書いたことがあるよね」があるわけだから、「情報を正確に伝えること」を意識した文章練習はしておいたほうがいい。論述問題対策にもなる。