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さてこのネタ、直球で攻めるか変化球かと迷う毎日

 本ブログの読者はシニカルな表現がお好みとみえる。

 野球で言えば、直球よりも変化球。
 なぜそう思ったかというと、今月の記事でもっとも拍手数が多かったのが、3月17日付「講演に先立ち、校長先生から講師の後川先生のご紹介があります」だったから。

 試しにYahooで「後川先生」と検索してみると、このブログ記事がトップに出てくる。
 だが、「前川事務次官」とか「文科省前川」と検索をかける人はいても、まさか「後川」までは気が付くまい。そこが狙いだ。

 このネタで書くにあたって考えた。
 直球勝負か、シュートで胸元をえぐるか、チェンジアップでタイミングをはずすか、フォークでストンと落とすか。(野球知らない人ゴメン)

 その前に事実関係を確認しようと名古屋市立八王子中学校のHPを確認した。
 すると、2月16日に行われた講演会について、「自分らしく生きるとはどういうことか、またこれからの社会を創っていく上で大切なことは何かを考えることができました」とあった。

 えー、ホントかよ。
 子供たちが前川氏みたいに生きたら困るんだけどな。出会い系バーに通うことは社会を創っていく上で大切じゃないんだけどな。むしろ、そういう場所に行かないように教えなきゃいかんだろう。
 と、講演会の様子を想像しているうちに閃いた。

 私も時に講演会に呼ばれる。その時は必ず講師紹介というのをしてもらう。
 一体、この学校の校長先生は、前川氏をどんな人だと生徒たちに紹介したのだろうという疑問が湧いてきたのだ。

 前川文科省事務次官が、今「前川先生」であるのは、天下りあっせん問題があったからであり、加計学園問題があったからであり、その流れの中で出会い系バー通いが報じられたからである。それらがなかったら、ただの前事務次官、ただの元高級官僚であって、その存在が世間に知られることはなく、講演会に呼ばれることもなかっただろう。

 相手が大人であれば、いろいろ説明のしようもあるが、なにせ中学生だからね。生徒の背後にいる保護者の反応も気にかかる。さて、校長先生は、この難しい講師紹介をどのようにこなしたのだろうか。と、考えているうちに思いついたのが、思いっきり皮肉を利かした表現というわけだ。

 適当に書いているようにみえて、結構悩んでいるのだ。
 読者は教養レベルの高い人たちだからな。タレントみたいに「わあー、桜がもうじき散っちゃう。ワタシ、お花見まだなんだけど。とりあえずお弁当作って、近所の公園に行ってみよっかな。待ってて、サクラ!!」なんてのを書くわけいかんだろ。

 本日をもって「毎日更新」は4年目を終了。明日から5年目に入る。
 実は、一番言いたかったのはこのことだ。

 

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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