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仕事で分からないことがあったら、さっさと聞いちゃいなさい

 新人教師諸君へ。

 先生の仕事については、大学で学び、教育実習等で経験していると思うが、正教員として実務を担当するとなれば、いろいろと分からないことが多いと思う。分からないことだらけと言っていいかもしれない。
 そこで、社会人経験45年に及ぶ私から、いくつかアドバイスしておくことにしよう。

 その第一は、「仕事で分からないことがあったら、さっさと聞いちゃいなさい」。これである。
 君たちはこれまで、「自分(の頭で)考えなさい」と教えられてきたと思う。そして、成績優秀な君たちのことだから、それを確実に実行し今日に至っていると思う。
 しかし、生徒や学生であったころはそれで構わないが、ここは仕事場であるから、その考えは一旦捨て去ったほうがいい。むろん明日からの授業で、生徒に対し「自分で考えなさい」と指導することは構わない。

 君たちが学校という仕事場にいる1分1秒には給料が支払われている。雇う側からすればコストである。
 君たちの給料は、すでに分かりきった結論を導くために、ああでもないこうでもないと悩んだり考えたりすることに対して支払われているのではない。
 さっさと聞いて、さっさと実行することこそが、仕事場における正しい態度である。
 上司や先輩に聞けば、瞬間で解決することを、自分で考えるのは、はっきり言って時間の無駄であり、言葉を選ばずに言えば、給料の「ただどり」である。

 そんなことをしたら、自分でものごとを考えない奴と軽蔑されるのではないか。
 心配は無用だ。
 軽蔑されるのは、同じことを二度聞く奴である。ないしは、一度聞いてすぐさま実行できない奴である。

 学校に限ったことではないが、仕事場には、上司や先輩に聞いてもすぐには結論が出ない問題が山積しているのである。それらは、自分で調べ、自分で考え、同僚や先輩・上司と議論しながら解決して行くしかなく、給料はそのために支払われていると考えてほしい。

 そんなに心配しなくても、これから先、自分で考えなければならない問題は、いくらでも出てくる。
 だから、聞けばわかることは、さっさと聞いて即実行である。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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