教師、向いてないと思ったら早めに見切りをつけなさい
新人教師諸君へ。
第2回目。
教師になって早々だが、「向いてないと思ったら、早めに見切りをつけなさい」と言っておこう。
転職市場では若い方が有利であるから、価値が下がらないうちに行動したほうがいい。
一般企業の場合だと、規模が大きくなればなるほど、すぐには「やりたい仕事」がさせてもらえないのが普通だ。その点、学校の先生の場合、いきなり授業、いきなり担任、いきなり部活顧問であるから、すぐに「やりたい仕事」をさせてもらえる。というか、させられる。向き不向きが早期に判定できるということだ。
教育実習などで分かるという意見もあるが、あれは生徒の方が「お客様扱い」をしてくれているから、たいていの学生はうまくやれるのである。
新人の新学期は超多忙である。
ベテランの先生だって、新年度新学期は忙しいのだから、未経験の若者はおそらく寝る間もないほどの忙しさであろう。
が、それは、どんな仕事、職場でも同じようなものだ。それが耐えられないというのなら、先生以前に、そもそも職業人として向いていない。
授業はうまく行かないと思うがそれでいい。
客観的に見て、新人教師の授業がうまいはずはなく、それを、うまく行ったと思えるとしたら、その人こそ教員に向いていない。己の授業を客観視できるかどうかは、教員を続けていく上で、生涯必要な能力・適性である。だから、「うまく行かない」と悩める人はこのまま続けてもいい。
以前、とある私立高校の校長先生に、採用の際は「生徒に面接官させたらどうか」と言ったことがある。もちろん冗談半分。
小学校なら児童と遊ばせてみる。中学校なら何でもいいから部活に参加させてみる。高校なら進路相談でもやらせてみる。模擬授業なんかやらせるより、向き不向きがすぐに判定できる。
要は、児童・生徒とコミュニケーションが取れるかどうかだ。子供たちの中に飛び込んでいけるかどうかだ。
授業はスキル(技術)なので時間が解決してくれるが、こちらは人間性の問題なので、長くやっていればそのうち何とかなるというものではない。
勉強の嫌いな子もいる。反抗的な子もいる。根性のひん曲がった子もいる。暴力的な子もいる。それらを全部ひっくるめて、とりあえず関係性を持てるかどうか。辛いけれどそこから逃げずにいられるなら、頑張ってこのまま続けよう。
第2回目。
教師になって早々だが、「向いてないと思ったら、早めに見切りをつけなさい」と言っておこう。
転職市場では若い方が有利であるから、価値が下がらないうちに行動したほうがいい。
一般企業の場合だと、規模が大きくなればなるほど、すぐには「やりたい仕事」がさせてもらえないのが普通だ。その点、学校の先生の場合、いきなり授業、いきなり担任、いきなり部活顧問であるから、すぐに「やりたい仕事」をさせてもらえる。というか、させられる。向き不向きが早期に判定できるということだ。
教育実習などで分かるという意見もあるが、あれは生徒の方が「お客様扱い」をしてくれているから、たいていの学生はうまくやれるのである。
新人の新学期は超多忙である。
ベテランの先生だって、新年度新学期は忙しいのだから、未経験の若者はおそらく寝る間もないほどの忙しさであろう。
が、それは、どんな仕事、職場でも同じようなものだ。それが耐えられないというのなら、先生以前に、そもそも職業人として向いていない。
授業はうまく行かないと思うがそれでいい。
客観的に見て、新人教師の授業がうまいはずはなく、それを、うまく行ったと思えるとしたら、その人こそ教員に向いていない。己の授業を客観視できるかどうかは、教員を続けていく上で、生涯必要な能力・適性である。だから、「うまく行かない」と悩める人はこのまま続けてもいい。
以前、とある私立高校の校長先生に、採用の際は「生徒に面接官させたらどうか」と言ったことがある。もちろん冗談半分。
小学校なら児童と遊ばせてみる。中学校なら何でもいいから部活に参加させてみる。高校なら進路相談でもやらせてみる。模擬授業なんかやらせるより、向き不向きがすぐに判定できる。
要は、児童・生徒とコミュニケーションが取れるかどうかだ。子供たちの中に飛び込んでいけるかどうかだ。
授業はスキル(技術)なので時間が解決してくれるが、こちらは人間性の問題なので、長くやっていればそのうち何とかなるというものではない。
勉強の嫌いな子もいる。反抗的な子もいる。根性のひん曲がった子もいる。暴力的な子もいる。それらを全部ひっくるめて、とりあえず関係性を持てるかどうか。辛いけれどそこから逃げずにいられるなら、頑張ってこのまま続けよう。