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川内優輝選手、面白すぎるぜ

 朝から面白すぎて笑ってしまった。
 川内優輝選手、ボストンマラソン優勝のニュース。

 気温3度、大雨と強風。
 いくらマラソンは気温が低い方がいいと言ったって限度がある。野球の試合も寒さで中止になったというじゃないか。
 でも川内選手は言った。「僕にとって絶好のコンディション」。

 私なんぞの例を持ち出したって何の説得力もないが、30度も辛いが、3度も相当辛いと思うよ。30度は熱中症との戦い。3度は低体温症との戦い。

 タイムは設楽悠太選手の日本記録に遠く及ばないが、マラソンの記録は、コースと気象条件と相手との関係でいくらでも変わるから、単純にタイム比較をしても意味はない。1位になることが大事なんだ。設楽選手も「記録は出たけど勝てなかった」と不満そうだったじゃないか。そう考えれば、100年以上も続く世界的な大会での優勝は価値あることだ。

 日本人では瀬古利彦さん以来の優勝というのも愉快だ。日本陸連から見たら川内選手は異端児だからね。反逆児かな。
 世界的ランナーだった瀬古さんからすれば、川内選手はそこらの「草ランナー」だ(糞ランナーじゃないよ。草野球の草)。その草ランナーに、「瀬古選手以来31年ぶりの日本人優勝」を果たされてしまったのだから、「クソ!」と思っているかもしれない。そこが愉快だ。

 川内選手がゲストランナーに招かれた大会に何度か出たことがあるが、普通ゲストは軽く流すもんだが、かれは素人相手に本気走りするからね。貴重なトレーニングの場と考えているからだろう。自分が走り終えた後は、市民ランナーを応援してくれるし、サインして、写真撮ってのリクエストにも気軽に応えてくれる人だよ。

 仕事柄学校にはよく行くので、職場での川内選手(いや、川内さん)を見かけたこともあるが、完全にその場に溶け込んでいて言われるまで気づかなかったくらいだ。公務員ランナーは、単にマスコミが付けたキャッチフレーズではなく、本物だ。

 ボストンマラソン優勝者は50年後の大会に招待されるそうだ。31歳の川内選手は81歳で招待されることになるが、その年になっても本気走りしそうで、それを想像すると、面白すぎてまた笑ってしまう。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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