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男バス暴力事件、指導者たる先生方の見識が問われる問題

 今、スポーツネタ、部活ネタは一番ホットだから、普段ならスルーされるか小さなニュースで終わることが大きな扱いになってしまう。

 この際だから、各学校における常識や、その競技における慣例などが、現在の世間の常識や風潮からズレていないかを、ウチは関係ない大丈夫じゃなくて、今一度見直す機会にしたらいいだろう。

 が、それにしても、公式戦の最中に審判殴っちゃいかん。延岡学園男子バスケット部。
 インターハイ出場が決まっている強豪校で、殴った張本人がアフリカ(コンゴ)人留学生とあっては、マスコミもネット民も放ってはおかない。

 インターハイ出場を辞退すべきかどうかは微妙なところだ。
 部と関係ない生徒や教員の不祥事で辞退とか、ベンチにも入っていない部員の不祥事で辞退というのは行き過ぎと思うが、今回は戦力としてゲームに出ている選手ということだから、出場辞退まで行ってしまうかもしれない。

 当該の選手は1年生というから、まだ日本に来たばかりだろう。日本語もおぼつかないはず。一人で異国にやって来て、精神的にも不安定な状態だったと想像する。むろん暴力は否定されなければならないが、同情の余地はある。
 本人以上に、学校側の留学生受け入れ体制や監督コーチの指導が問われる問題だ。

 スポーツ留学生の存在は、全体的な競技力向上という点でプラスに働くこともあるから、一概に否定できない。一定のルール(歯止め)を設ければいいのであって、留学生を禁止しろとか、国内での越境を認めるなというのは極論だろう。それでは競技そのものがつまらなくなる。

 勝利至上主義はいけないというが、だったらスポーツなんかやめろという話だ。レベルはさまざまだが、みんな勝つために、また記録を伸ばすためにやっている。スポーツの面白さはそこにある。
 ただし、アマチュアの生徒・学生たちが、学校において、先生の指導の下で行っているものであるから、一般とは異なるルール作りは必要だ。
 指導者である先生方の見識が問われている。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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