浦和一女、生徒会長と一女祭実行委員長にインタビューしてきた

埼玉新聞が中学3年生向けの受験情報紙を年数回発行している。8月発行号では「文化祭」を特集する。
今回、1面トップで浦和一女「一女祭」を取り上げることになっており、今日その取材に行ってきた。
まず校長室に通された。
校長先生と雑談するうちに、生徒会顧問の先生と生徒会長が、少し遅れて文化祭・体育祭それぞれの実行委員長がやって来た。
メンバーがそろったところで、「では、本日よろしく」ということで、生徒の案内で取材用に用意された会議室へ移動。
生徒会顧問の先生が同席するかと思いきや、「用事がありますので、あとは生徒だけでよろしいでしょうか?」。
先生は先生で進路補講とかいろいろ仕事かかえているわけだし、それに文化祭のことは生徒の方が断然詳しいから、それで結構。一昨年の川越女子も、昨年の浦高もこんな感じだった。
しかし、こういう関係、羨ましいね。お膳立てまでは先生がやるけれど、後は生徒の判断に任せますというスタイル。よほど生徒を信頼していないと出来ない。
インタビューはきわめてスムーズに進んだ。彼女らが質問者の意図をすばやく読み取るからだ。
言葉の背後にある相手の真意を瞬時に判断できるんだね。何度も表現を変えながら聞き直さなくていいから、本当に助かるよ。
語いも豊富だから表現も多彩だ。記事を書く側としては、これも助かる。「めっちゃ、○○」とか「すごい○○」ばかりじゃ活字にできないが、コメントがそのまま使えそう。
最後に記事に書くかどうか分からないがと断った上で、将来のことを聞いてみた。
わざと、「みんな3年生だから、将来のことも考えてるでしょう」と、ぼんやりとした質問。
「○○大学を目指します」
とは、言わなかった。
3人はそれぞれ、その先を語った。
社会とどうコミットするか、どんなふうに世の中に貢献するかを語った。
たとえば「東大目指します」でもいいわけだが、それだけだと、その先を聞かれる。で、仮に「法律家になります」と答えれば、なぜなの?それでどうするの?と来るはずだ。だったら、先回りして最初からそこを答えてやろう。
ホント、手間のかからない子たちだ。