とにかく動きに無駄がない 強豪・秋草学園卓球部を取材

今日は狭山市の秋草学園高校へ。
連日の女子校。昨日の浦和一女は埼玉新聞の取材、今日の秋草学園は「よみうり進学メディア」の取材だ。
訪ねたのは卓球部。
あまり知られていないが、同校卓球部は県を代表する強豪校だ。
近年のインターハイ予選埼玉県大会の戦績(女子団体戦)がそれを物語っている。
2018年 ①正智深谷 ②秋草学園 ③星野 ④本庄第一
2017年 ①正智深谷 ②秋草学園 ③川口総合 ④星野
2016年 ①正智深谷 ②川口総合 ③星野 ④秋草学園
2015年 ①正智深谷 ②埼玉栄 ③秋草学園 ④星野
2014年 ①正智深谷 ②秋草学園 ③埼玉栄 ④本庄第一
2013年 ①正智深谷 ②埼玉栄 ③秋草学園 ④伊奈学園
ご覧のように正智深谷が絶対王者として君臨しているが、秋草学園もベスト4をはずしたことがない。2位までがインターハイ出場なので、今夏は2年連続の出場となる。団体戦のほか、個人戦(シングルス、ダブルス)にも出場する。
取材は、顧問の古川先生のインタビューが中心だが、その前に写真撮影も兼ねて少し練習を見学させてもらった。
意外と静かだ。女子の部活にしては声が少ない。まだ、ウォーミングアップだからか。
と思って、後で先生に聞いてみたら、近年まれにみるおとなしいチームだそうだ。まあ、それでも勝ってるんだからいいだろう。
動きに無駄がない。
プレーじゃなく、それ以外の動きのことだ。卓球素人の私はプレーのことは分からない。でも、ラリーが途切れて次のプレーに移行するまでのロスタイムはほとんどないし、タオルで汗をぬぐうのも一瞬の早業。とにかくずっとプレーが連続している。その意味で無駄がない。おかげでシャッター切り続け。
後で古川先生の話を聞いて納得したが、生活面も含めて、一秒も無駄にしない、一瞬の隙も作らない、そういう態度を育てることが指導の最大のポイントなのだそうだ。動きに無駄がないはずだ。
今日は短い時間だったが、いろいろ学ばせてもらった。
部の取材後、小久保和子校長にも話を聞いた。
まだ一教員だった小久保先生にインタビューしたことがある。生徒が火傷するんじゃないかと心配になるほど熱過ぎる先生だった記憶がある。校長に就任されて5年、今は程よい温度になられた。施設設備のリニューアルを着々と進めておられるが、着眼点がそれまでの男性校長とは違っている。まあ、これを言うと逆差別になってしまうのかもしれないが、女子校には女性校長が似合っている。
