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東京医科大問題、女性差別より不正入試を糺すのが先だろう

 東京医科大学は女性差別をしてけしからん!
 いや、それよりも先の裏口入学も含めて、不正な入試が行われていることが問題だろう。
 何でもかんでも差別問題に持って行くな。

 まず、いくつかの私大医学部について、入学者の男女比がどのくらいなのか調べてみた。

 20180806医学部男女割合 表
 
 分かりやすくグラフ化してみた。
 20180806医学部男女割合 グラフ

 これだけのデータで断定するのは危険だが、女子入学者の割合が少ないのは確かなようだ。
 だが、もしかしたら、もともと女子受験者が少ないのかもしれない。
 慶応大学医学部などは、受験者の割合が男73.8%・女26.2%で、この段階ですでに男子の割合が高い。
 
 では、調べてみる。

 20180806東京医科大学入試結果 表
 
 これもグラフ化してみる。
 20180806東京医科大学入試結果 グラフ

 受験者の39.2%が女子である。
 1次合格者を見ると女子の割合が34.5%に減っている。
 この程度は普通にあることだと思うが、新聞報道などによると、この段階で女子に減点操作がなされているということだ。
 つまり、正しくやると、1次合格者の割合が女子40%とか45%になってしまうのかもしれない。

 しかし、私が気になるのは次の2次試験の結果だ
 ここで女子合格者の割合が一気に15.9%まで下がる
 2次試験の内容は、面接や小論文で、一般的に言えば女子が得意とする分野ではないか。
 ここでの合格者激減に何か裏がないのか。
 マスコミの皆さんには、ぜひここも調べていただきたい。

 私は、差別する人にも、差別される人にもなりたくない。
 それが基本的な立場だ。
 ただ、今回の問題をそっちの方向に持って行くと、大学や文科省の不正という点がぼけてしまうのではないかと心配する。
 

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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