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夏休み説明会の3分の1は、この1週間に集中している

 埼玉県の高校受験生の皆さん。
 今週は夏休み学校説明会のメインウィークだよ。

 7月21日から8月31日までに学校説明会、体験入学、オープンスクールなど入試関連イベントを行う学校は、のべ321校である(複数回行う場合も1校としてカウント)。
 そのうち、33%に当たる107校が、本日8月20日(月)から26日の1週間に実施する。
 特に8月25日(土)は、この夏最多の38校。どこに行こうか迷ってしまう。

 20180820夏休みの説明会

 どこに行こうかを考えるときは、その後の説明会日程も確認したほうがいい。
 たとえば県立浦和の8月25日(土)は、2回しかない説明会のうちの1回で、この機を逃すと次は10月27日(土)だ。越谷北も8月28日(火)に行けないと残るは11月17日(土)のみ。
 この2校、少な過ぎでしょ。台風来たらどうすんの。

 そうそう、台風で思い出したんだが、開智高等部のサイトに次のようなお詫びが出ていた。
 「今回の説明会では、参加してくださった中学生、保護者の皆様に向けて、準備した施設を超える参加があり、立って説明を聞いていただくなどのご無礼をお掛け致しました。不愉快な思いをさせてしまい誠に申し訳ありませんでした」 
 8月18日に行われた説明会に予定会場のキャパを超える人数(1000人以上)が来校し、立ち見が出てしまったことへのお詫びだ。
 これには伏線があって、7月28日(夏休み中2番目のピーク日)の説明会の際、近づく台風の影響を考えて、午前・午後の予定を午前のみにしていた。結果的には台風の影響はあまりなく、ほとんどの学校は予定通り実施したのだが、万一の場合を考えれば、この判断は間違っていないだろう。
 
 問題の8月18日。
 一部中止にした前回7月28日は、公立では春日部・不動岡など、私立では大宮開成・昌平・西武文理・川越東などと重なっていたが、この日重なったのは13校。上位校は市立浦和が目立つ程度。
 前回中止分プラス競合の少なさ。つまり、参加者多数の条件が揃っていたわけで、ここは見通しの甘さを指摘せざるを得ない。

 私立の多くは、個別相談を事前予約制にしている。
 私は、そういうシステムが構築されているのであれば、説明会も「申し込み不要」とせず、「事前申し込み制」にすることを提案している。一部の公立のように何週間も前に締め切りにしないで、前日夜までとか、究極は当日朝8時までとかにすれば、適切に対応できるだろう。それでも「突然組」がやって来るかもしれないが、その時は立ち見で我慢していただこう。

 もう一つ言えば、学費格差が縮まってきたこともあって、私立への関心は昔とは比べ物にならないほど高まっている。私立の先生方が想像している以上に、だ。

 以前にも指摘したように、「平成モデル」の終わりが近づいてきているんですよ。従来型システムの見直しを急いでください。
 

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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