大人げない報道から生徒を守らなければいけない
今日は本題に入る前にお詫びと訂正をしておきますね。
一昨日のトイレの件で読者の方から「一女のトイレは綺麗です」とのご指摘がありました。校長先生との会話の中で、「冷房もトイレもまだまだ課題が多い」という話になって、そこからあの内容になったのですが、正確な洋式化率を聞いたわけではないので、「一女はまだトイレが和式なんだってね」の部分は取り消します。私自身、全部和式だと思っているわけではありませんが、「正しい情報を提供せよ」とのご意見はその通りですので、注意したいと思います。
私が強調したかったのは、エアコンも大事だがトイレも忘れるなということです。現在、県立学校の洋式化率は棟ベースで38%です。以前は100%達成目標を平成43年度までとしていたものを36年度に前倒しするなど県も努力しています。今年度も「トイレ改修加速化事業」として5億8781万円の予算が計上されており13校13棟の洋式化が進みます。大規模改修、耐震化、エアコン設置、バリアフリー化など課題山積なのは承知していますが、トイレもよろしくと改めて言っておきます。
では今日の本題。
「大阪桐蔭ゴルフ部員が賭けゴルフ」というニュースを発見。
全国に流すようなニュースかと思うが、とりあえず中身を確認してみよう。
「大阪府大東市の大阪桐蔭高校のゴルフ部で、男子部員同士が賭けゴルフをしたり、上級生が下級生に暴力をふるったりしていたことがわかった。
大阪府教育庁私学課によると、2017年7月から今年3月までの間、複数の男子部員が練習中、1回数百円ずつを賭けて複数回プレーしていた。また、この間に、上級生が繰り返し下級生の肩を殴る「肩パン」などの暴力を振るっていた。暴力を振るわれた部員にけがはなかった。同校が3月に部員に聞き取りをして発覚。顧問や部員を注意、指導し、私学課にも経緯を報告したという。」(朝日新聞デジタルより)
学校内における小さな事件である。
が、小さくても事実が発覚したら学校は放ってはおかない。少額であっても現金のやり取りがあり、加えて暴力行為もあったとなれば、顧問・監督レベルでは済まされず、生徒指導部案件となり、何らかの指導が行われるだろう。
記事を読む限りでは、反省文を書かせるとか、親も呼んで注意するとか、部活を一定期間休止させるとか、学校によって考え方は異なるだろうが、だいたいこんなものだろう。要は生徒が反省して二度としなければいいわけだ。
が、こんな小さな事件でも、事が大阪桐蔭となれば大きなニュースになる。
特にWEBサイトのニュースでは、みんなが興味を持って読んでくれる題材を取り上げないとPV(ページビュー)が増えず、広告売り上げにも響いてくるので、「重要性」よりも「話題性」が重視される。
学校や先生からすれば、「なぜこんな小さなことを」だろうが、マスコミ側からすれば「こんなにおいしいネタはない」わけで、世間にもそれを面白がる人が大勢いる。と言うか、そういう人がいるから、そういうネタを拾ってくるのだから、マスコミばかりを責められない。
当該部員たちは、先生から指導を受ける。叱責される。おそらく何らかの懲戒処分を受ける(すでに受けたか?)。そこまでは当然だ。
だが、世間の人々を傷つけたり、世間に迷惑をかけたりしたわけではないから、見ず知らずの世間の人々から責められる理由はない。つまらんことを仕出かした連中だが、その部分では守ってやらなければならない。先生も大変だ。
一昨日のトイレの件で読者の方から「一女のトイレは綺麗です」とのご指摘がありました。校長先生との会話の中で、「冷房もトイレもまだまだ課題が多い」という話になって、そこからあの内容になったのですが、正確な洋式化率を聞いたわけではないので、「一女はまだトイレが和式なんだってね」の部分は取り消します。私自身、全部和式だと思っているわけではありませんが、「正しい情報を提供せよ」とのご意見はその通りですので、注意したいと思います。
私が強調したかったのは、エアコンも大事だがトイレも忘れるなということです。現在、県立学校の洋式化率は棟ベースで38%です。以前は100%達成目標を平成43年度までとしていたものを36年度に前倒しするなど県も努力しています。今年度も「トイレ改修加速化事業」として5億8781万円の予算が計上されており13校13棟の洋式化が進みます。大規模改修、耐震化、エアコン設置、バリアフリー化など課題山積なのは承知していますが、トイレもよろしくと改めて言っておきます。
では今日の本題。
「大阪桐蔭ゴルフ部員が賭けゴルフ」というニュースを発見。
全国に流すようなニュースかと思うが、とりあえず中身を確認してみよう。
「大阪府大東市の大阪桐蔭高校のゴルフ部で、男子部員同士が賭けゴルフをしたり、上級生が下級生に暴力をふるったりしていたことがわかった。
大阪府教育庁私学課によると、2017年7月から今年3月までの間、複数の男子部員が練習中、1回数百円ずつを賭けて複数回プレーしていた。また、この間に、上級生が繰り返し下級生の肩を殴る「肩パン」などの暴力を振るっていた。暴力を振るわれた部員にけがはなかった。同校が3月に部員に聞き取りをして発覚。顧問や部員を注意、指導し、私学課にも経緯を報告したという。」(朝日新聞デジタルより)
学校内における小さな事件である。
が、小さくても事実が発覚したら学校は放ってはおかない。少額であっても現金のやり取りがあり、加えて暴力行為もあったとなれば、顧問・監督レベルでは済まされず、生徒指導部案件となり、何らかの指導が行われるだろう。
記事を読む限りでは、反省文を書かせるとか、親も呼んで注意するとか、部活を一定期間休止させるとか、学校によって考え方は異なるだろうが、だいたいこんなものだろう。要は生徒が反省して二度としなければいいわけだ。
が、こんな小さな事件でも、事が大阪桐蔭となれば大きなニュースになる。
特にWEBサイトのニュースでは、みんなが興味を持って読んでくれる題材を取り上げないとPV(ページビュー)が増えず、広告売り上げにも響いてくるので、「重要性」よりも「話題性」が重視される。
学校や先生からすれば、「なぜこんな小さなことを」だろうが、マスコミ側からすれば「こんなにおいしいネタはない」わけで、世間にもそれを面白がる人が大勢いる。と言うか、そういう人がいるから、そういうネタを拾ってくるのだから、マスコミばかりを責められない。
当該部員たちは、先生から指導を受ける。叱責される。おそらく何らかの懲戒処分を受ける(すでに受けたか?)。そこまでは当然だ。
だが、世間の人々を傷つけたり、世間に迷惑をかけたりしたわけではないから、見ず知らずの世間の人々から責められる理由はない。つまらんことを仕出かした連中だが、その部分では守ってやらなければならない。先生も大変だ。