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「下着は白」がブラック校則とは笑わせる

 「下着は白」はブラック校則っていうのはちょっと笑えますね。どう考えてもホワイト。

 私は「ワイシャツは白」っていう会社に勤めたことがある。「(先生の)ワイシャツは白」と決められていた学校を知っている。どっちもブラック職場ってことになるのかな。

 私は校則のない高校に育ったので、高校教員になってから、細かなルールがたくさんあるのに驚いた。
 「それ、まずいよね」と言えば、「そうですね」となる生徒が大部分で、そもそも「それ、まずいよね」とさえ言う必要がない生徒もいる一方、規則や罰則を設けないと常識的な判断ができない生徒もいて、校則はそういう生徒のためにある。ということを理解するのに少し時間がかかった。

 自由な学校は2種類ある。
 放っておいても生徒自らが適切に判断できるような学校は校則がないか、あっても緩やかなので自由である。学力の高い学校は、おおむねこうだ。
 校則はあるが、先生が指導を放棄してしまった学校も、逆の意味で自由だ。そういう学校でも先生の指導に従おうという生徒はいるので、かれらには注意をするが、それが期待できない生徒の指導はあきらめる。

 この校則っておかしくない?
 たぶん、それぞれの細かな校則について生徒や保護者や先生に尋ねたら、その認識はほぼ一致するだろう。変な校則は、誰が考えたって変なのである。
 ここまで決めなきゃいけないのか。こんなことまで言わなきゃいけないのか。先生たちも内心そう思っていることだろう。
 「校則?うちの学校にそんなものありませんよ」。言ってみたいよね。

 校則なんか無くせ。校則は生徒の人権を無視し差別を助長するものだ。もっと生徒に自由を、学校に自由を。
 いいですよ。
 でも、仰る通りにすると何かが犠牲になりますよ。

 とまあ、そういうことを考えつつの校則なのであるから、その中の一つ二つを取り上げて、ブラックだのなんだのと面白おかしく批判されたんじゃたまらんな。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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