大宮開成・山中校長「人間力の上に学力を乗せる」、いい言葉だ

大宮開成の塾説明会に出席。
私の塾説原則。
①出席する場合は必ず連絡
②出ると言ったら必ず出る(ドタキャン禁止)
③遅刻しない(目標は30分前到着)
原則というほど大層なものではなく社会人・ビジネスマンとしての常識ですな。
なんだが、今日は①の原則破ってしまった。突然の出席。
ぎりぎりまで他のスケジュール(取材日程)が決まらず、出られるかどうか分からなかった。迷惑をかけてしまった。
山中克修校長の話の中で印象に残った言葉。
「優れた学力は整った器にこそ宿る」
「人間力を高め、その上に学力を乗せて行く」
特に気に入ったのは「人間力を高め、その上に学力を乗せて行く」。
そうだよ。その通りだ。
まあ人間力をどう定義するかはなかなか難しい問題だが、挨拶もできない、約束も守れない、人への思いやりも感謝の心もない、そんなやつのどこに学力が乗っかるっていうんだ。というか、そんなやつに付けてやる学力なんてねえよ(山中先生はこんな下品な言い方はしていない。念のため)。
学校は勉強だけ教えてればいいんだとか、塾は学力だけ上げりゃいいんだとか、そんな声も聞かれるが、そういうことを言う人は、いろんなタイプの生徒を継続して指導したという経験がないんだろうね。
学力が伸びない生徒は、ほとんどの場合、勉強の仕方がどうとか言う前に、生活習慣とかものの見方・考え方とか、学力以前のところに問題がある。そこを正し、作っていかないと学力が乗っからない。
塾の先生たちも、授業料しか貰ってないのに、なんでこんなことまで指導しなくちゃいけないんだと日々感じておられるかもしれないが、土台を作らないと学力が乗っからないんだな。器を作らないと入らない。
ご苦労様。