年寄が必死で走る姿はどう見ても美しくない

川越の街を走ってきましたよ。
小江戸川越マラソン(ハーフ)。
この大会に出るのは8年ぶり。いや、もっと前だったか?
ネットタイム:2時間00分08秒。
遅ッ。
走り出して1キロも走らないうちに、シューズの紐が解け、コースアウトして結びなおしたからな。 あのロスがなければ2時間切れたのに残念。
でもまあ67歳という年齢を考えたら、こんなもんでしょう。
が、この「こんなもんでしょう」の境地に至るのに、ずいぶん時間がかかったな。
なにしろ30代のときは、ハーフの目標は1時間20分切りだったから。
2時間なんて歩きも同然、汗もかかないよ。
しかし、人間ちゃんと年をとるもので、確実に筋力は衰えてくる。
なのに昔の栄光(ってほどじゃない)が忘れられない。
60代で30代の記録を更新できるわけないのに。
でも、ようやく2時間切りを目標にトロトロ走る自分を許せるようになりましたよ。
で、この話。趣味というか遊びの話なので、他人様に迷惑はかからないが、仕事だとそうは行かない。
近くに、かつての栄光が忘れられない上司がいたら大迷惑だと思うよ。
若い者が必死に限界に挑む姿は美しいが、年寄りがそれをやったら醜い。そもそも存在そのものが醜くなっているんだから、さらに上塗りするなよって話だ。