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マラソン大会やりたくねえは学校側も同じだよ

 マラソン大会がない学校に行きたい。
 プールがない学校に行きたい。
 昔も今もそういう子はいるね。
 まあ、授業のない学校に行きたいと言わないだけましというものだ。

 マラソンやプール(水泳)は「やりたくねえ」というのは、苦手な子の気持ちになれば、そうだろうなと思うが、実施する学校の側も別の意味で「やりたくねえ」のだ。

 まず、今どき学校周辺にコースを設定するのが難しい。
 信号がない。交通量が少ない。適度な道幅があって歩行者の迷惑にならない。そういう場所を選んで1000人とかそれ以上の生徒を5キロ、10キロにわたって安全に走らすことのできる場所なんて、ほとんどない。交通事故起きたらどうすんのよ。
 どこかの河川敷や大きな公園にでも出かけて行くしかないね。

 それと、マラソンには身体面での危険も伴うからね。プールもそうだけど。
 というわけだから授業で持久走はやるにしても、大会はやらなくていいんじゃないのというのは、学校の側も同じだよ。

 前にも書いたことだが、今度の日曜日(12月2日)に「加須こいのぼりマラソン」という大会があるが、ここには県立不動岡高校と開智未来高校の生徒が参加してくる。校内マラソン大会を兼ねているのだ。交通規制された公道を警察官やボランティアスタッフに守られて走るんだから、こりゃ安全だ。
 どうしても大会やりたいんなら、近隣で行われる市民マラソンに便乗するというのも一つの手かもしれない。
 (ここで、不動岡高校の名誉のために言っておきますが、この大会がまだ人気がなく出場者も少なかった頃に、主催者の方から持ち掛けられたというのが真相のようで、便乗という言い方はこのケースには当てはまりません)

 環境の面からも、安全の面からも、また授業時間確保という面からも、学校行事は廃止や縮小の方向に向かっているが、私は古いタイプの人間だから、学校行事や部活といった授業以外の活動の意義も捨てきれない。

 ただし、昔ながらの行事を昔のままに実施するのは無理があるので、時代にあったやり方、あるいは時代に合った新しい行事を考えてほしいと思うのである。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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