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中学生に「腹をくくる」ことを教えたいが、自信がない

 受験当日に持って行くのは、受験票と筆記用具と弁当。それだけだ。

 教科書とかノートとか単語帳とか、考えればいろいろ出てくるが、たぶん使う場面はないだろう。家においていけ。
 それらが必要なのは前日までだ。

 最後まで粘る
 それはいいことだ。しかし、その粘りは直前にではなく、50分の試験時間の中で発揮しろ

 と、まあ、私ならこんなふうにアドバイスするだろうという話だ。
 もちろん、中には、覚える云々じゃなく、とにかく何か見ていないと落ち着かないという子もいるかもしれないので、無理にとは言わないが、「あきらめない」とか「粘る」ということ勘違いしないで欲しい。

 「腹をくくる」。
 これが出来ると、人生ずいぶん楽になると思うのだが、案外難しい。
 どうしたら「腹をくくる」ことが出来るのか。

 えーい、どうにでもなりやがれ。結果なんて、どうでもいいや。
 これなら「腹をくくる」ことなく出来る。
 要は、結果にコミットしないということだ。

 「腹をくくる」には、すべての結果、たとえそれが自分にとって好ましいものではなかったとしても、全部受け入れる。そういう覚悟が必要だ。
 結果がどうでもいいと言っているのではない。結果は結果として、事実は事実として受け止めなさい。そういう人間になりなさい。

 私は長いこと人間をやっているが、いまだその境地に達していない。「腹をくくる」とは、それほど困難なことだ。ただ、そうありたいと努力はしている。

 さて、中学生に「腹をくくる」をうまく説明できるだろうか。
 私は自信がないが、先生方なら大丈夫だろう。

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その通り!

「腹をくくること」
絶対大切です。そしてこれは、誰かに
教えてもらうことではなく、自分で経験
することからしか、学ぶことができない
事だと思います。
そして一番大切なことは
「腹をくくれる努力をする」ことだと
私は思います。
これだけやってきたんだ!という努力が
あるなら、あとは腹をくくることです。
合格できる高校を選ぶのではなく
自分で行きたい高校を受験することを
「腹をくくって」選択できるような
受験生が増えて欲しいですね。
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梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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