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昨今の風潮に逆らって、塾は中1からとアピールしてみる

 2019年度入試が終わり、2020年度入試に向けての活動がスタートしたわけだが、高校入試に関して言えば、レースはすでに半分終わっている。いや、もうほとんど勝負はついていると言ってもいい。

 高校入試のための受験勉強は3年生1学期の一斉スタートではない。スタートの号砲は鳴らないから、いつ走り始めてもいい。
 そして、ここが一番重要なところだが、スタート位置に大きな違いがある。
 うんと前の方でスタートできる者もいれば、はるか後ろからスタートせざるを得ない者もいる。その差が僅かならいいが、100m競走で言えば10m以上後ろ、マラソンで言えば3㎞か4㎞後ろからのスタートというくらいの差だ。
 よって、逆転劇は起こらない。きわめて起こりにくい。

 こんなことは長年塾をやっていれば当たり前の話だが、「それを言っちゃおしまいよ」なので、建前として「今からでも十分間に合いますよ」と言うしかない。そうしないと3年生からの集客ができない。

 中1から中2までの2年間で付いてしまった差は、中3の1年間や最後の半年間では到底、縮まらない
 大事なのは中1・中2だ。特に中1。
 この段階ですでに小学校6年までに付いた差があるわけだが、まだ何とかなる。塾に入るなら中1からだ

 という話を近頃あまり聞かないな。

 最初が肝心。ここで頑張っておくかどうかで、最後の結果が決まるというアピールが足りないんじゃないか。

 学校は大事。行事や部活も大事。友達作るのも大事。でも、勉強はもっと大事でしょう。少なくとも塾はそう言わなくちゃ。
 3年生になって「三単現のSを忘れないようにね」。こんなの受験勉強じゃない。

 まあ、親の経済的な負担も考えれば、塾は中1からとは言いづらいのは分かるが、きっちり結果を出してあげればいいわけだから。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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