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あまりに大きい、ウソの代償

 JTBの社員、ついに逮捕されてしまった。偽計業務妨害の疑い。
 実名をさらされ、会社は懲戒解雇(クビ)。人生一気に暗転だ。

 発端は、たかがバスの手配ミスだ。
 あえて、たかがと言う。前も言ったが、挽回可能なミスだからだ。
 それをウソでごまかそうとしたものだから、手に負えない事態に発展してしまった。
 
 かれは30年の人生をどう生きてきたのであろうか。
 一度もミスを犯したことがないとは考えられない。大小さまざまなミスをしてきただろう。
 問題は、その中で何を学んだかである。

 「ミスは挽回できるものである」ということを学んでおれば、今回の展開はまったく違ったものになったであろう。もしかすると、かれは、「ミスはごまかせるものである」ということを学んできてしまったのかもしれない。だとしたら、大変不幸な前半生を歩んできてしまったと言わざるを得ない。

 ミスらしいミスを犯さず、ここまで来てしまった可能性もある。初めてのミスに直面してパニックに陥り、子供じみた対応をしてしまった。ミスをしたことがないというのは、必ずしも幸運とは言えず、不幸であったとも言える。


 先日行われた東部地区私学の集いの際、春日部共栄中高の宇野禎弘校長が、「学校は失敗するところ、教室は間違えるところ」と述べていた。(このブログでも以前に紹介したことがある)
 失敗は恥ずかしいことじゃない。失敗をおそれて挑戦しないことのほうが恥ずかしいのだという意味だと思うが、このような環境で育てば、子どもたちは自然に「失敗した、その後の行動」を学ぶことだろう。

 学校や家庭において、失敗しない方法を教えることも大事だが、失敗をどう乗り越えるかを教えるほうが、もっと大事だ。
 これをやっておかないと、社会に出てから大変なことになるというのが、今回の事例から得られる教訓である。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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