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教育の効果は10年、20年かからないと分からない?ホントかよ

 13日、「地方教育行政の組織と運営に関する法律」(地方教育行政法)の改正案が国会で成立したのだが、これに関する新聞記事を読んでいたら、気になるコメントを発見した。(ソースは14日付埼玉新聞)

 大阪府立高校の校長がこんなことを言っている。
 「教育の効果は10年、20年たたないと分からないのだから、進学率が学校の評価ではないはず。政治家の求める短期的結果ばかりに目を向ける流れが強まるのではないか」。

 今度の改正案では、自治体の首長(知事や市長)の権限が強化された。この校長は大阪だから、ここでいう政治家は橋下徹現大阪市長のことで、ああいう人物が出てくると、大変なことになるぜと言っているようだ。たしかに大変なことになっている。

 「進学率が学校の評価ではないはずだ」は、「進学率だけが~」 と言ってくれればほぼ同意。
 問題は最初の部分だ。
 「教育の効果は10年、20年たたないと分からない」
 
 そうか?
 ってことは、保育園や幼稚園でならったことは、大学出て就職して4年ぐらい経つと、その効果が出るってわけか。「おもちゃは、みんなで順番につかいましょうね」を教わった子と、そうでない子は、社会人になって差が出る。恐ろしいことだな。

 私は高校で先生をやっていたが、スマン、10年後、20年後のことは考えてなかった。世の中の先生はそういうことを考えて指導してたんだ。
 教え子は18歳。38歳でどんな効果が出るかなんて、想像もできなかったしな。

 などと毒づいているが、むろん、10年後、20年後というのは、表現上のことで、少し長い目で見ないと成果が確認できないことがあるというのが本意であることは分かっている。
 「先生、何でこんなことやるんですか?」
 「うるせぇ、黙ってやれ。そのうち分かる」
 こういうのはたくさんあるからね。

 でも、短期的な目標の実現を軽く見ちゃいかんよ。
 短期をどのくらいの長さと見るかは難しいところだが、とりあえず、視野というか想像力の及ぶ範囲だとして、この中で結果が出るような教育は必要だろう。

 「10年、20年たたないと分からない」。
 私には、責任逃れにしか聞こえんがな。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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