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学校で起きてる「AKB48現象」とは?

 駒込中学高校(文京区)の塾説明会に出席。
 何度も言っているように、この学校に行く主目的は河合孝允校長の話を聞くことだ。

 河合校長は、公立学校で発生している「スクールカースト」と言う格差構造について話された。
 中学生にはちょっと難しいかな。

 カーストというのは、インドの身分制度のことだ。高校に入ったら世界史で勉強することになるだろう。
 カーストには4つの階級があるんだが、その階級はずっと固定される。子は親と同じ階級、そのまた子供も同じ階級という具合に永久に変わらない。階級によって就ける職業は決まっている。同じ階級の者同士でしか結婚できない。日本の江戸時代にも身分制度があったとされているが、それとは比較にならないほど、はるかに厳しい身分制度。とりあえず、そのように理解しておいてもらおう。

 そういう厳しい身分制度のようなものが、学校の中(クラスの中)で発生している。だから、「スクールカースト」っていうわけだなんだが、どうだろう、みんなのクラスでは、そういうのあるかな。なければ幸いだけど。

 河合先生は、この「スクールカースト」を「AKB48現象」と言えば、分かりやすいんじゃないかなと述べている。
 AKB48には、立派なカースト制度(身分制度)が出来上がってるというわけだ。

 なるほど、言われてみればそうかもしれない。
 プロデューサーの秋元康氏も、元々芸能界は格差社会なんだから、そこに入ってきた以上、みんな平等なんてありえないというような話をどこかでされていたと思う。

 河合先生によれば、AKB48では、容姿やファッションセンス、同性・異性に人気があるかどうか、場の雰囲気が読めたり支配できるかが身分を決める基準であるが、スクールカーストの基準も、これと同じだという。
 こうした基準でクラス内に一種の身分制度のようなものが出来上がると、上位の身分にある生徒は、あらゆることを決定する「権力」を持つ。下位の身分の生徒は、授業中質問していいか、先生の冗談に笑っていいかまで支配される。

 それって、うちのクラスにもある。なんていう人がいないことを望むが、もしあるとすれば、いわゆるイジメの構造が出来上がっているということだね。


 私は、イジメは大人社会の反映だとみている。
 つまり、そもそも大人社会にイジメ構造があるってことね。それが子ども社会に広がっている。
 だから、命の大切さなんて何万回唱えたってダメなんだよ。
 命が大事なのは当たり前だけど、それを言っても、残念ながらイジメはなくならない。原因は別のところにあるんだから。

 河合先生は、そのほかにもいろいろ話されたけど、今日はとりあえず、この学校がイジメをどう理解し、どのように対処すべきかを、ものすごく真剣に考えている学校だということを報告しておこう。

 駒込塾説明会6月


  

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この話は本当にすごかった

今回、ご縁があって初めてに近い形で私も参加させていただいたのですが、校長先生のお話は、一言で言えば「すごいな」と思って聞いていました。
教育や学校に関する問題を、これほどしっかりと具体的にお話される校長先生は、まずなかなかいないと思います。表面的なきれいごとをお題目のように並べて話されるよりも、グッとくるものがありました。
河合校長先生にお暇がありましたら、ぜひいろいろとご教授いただきたいと思いながら帰ってまいりました。

河合校長、まだまだ奥が深いぞ

 河合教頭の時代からだから、もう10年以上のお付き合いになるかな。でも、未だに底が見えない。学校の先生は当然ながら博識な人が多いんだが、器の大きさを感じさせる人はそう多くはない。そこが河合先生との違いかな。この人は立派なことを言うけど、偉そうに振る舞う人じゃないからね(ここに私との違いがある)。どんどんお近づきになったらいいんじゃないですか。
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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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