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なぜ話が伝わらないか、噺を聴いて考えた

 昨夜は久しぶりに寄席(上野鈴本演芸場)に行き、古今亭志ん彌師匠の噺を聴いた。

 志ん彌師匠は、年齢は私の一つ上で、浦和南高校サッカー部出身。なので、浦和の地元ネタで結構盛り上がったりするわけで、そういうご縁で年に何回かは聴きに行く。

 寄席というのは、他の舞台と違って飲食自由。この日も午後6時半開演だから、客は当然のごとくビール飲んだり、弁当食ったり。

 寄席では、最初に若手の前座が登場する。下手くそで聴いてる方が疲れるが、修業中だから仕方ない。客も、みんな通ってきたきた道だからと温かい目でみてあげる。
 次に、二つ目。さすがに安心して聴ける。「芸」とは、このように進化してくるのだと感じさせる。
 そして最後に真打。
 出囃子に乗って登場するが、ここ楽しみなところだね。
 
 野球選手なんかでも、打席に入ってバットを構えるまでに、選手ごとに独特の動作があるけど、噺家も同じで、「え~、一席をお付き合いのほどを・・・」と最初の一言を発するまでの所作がそれぞれ決まっている。年季の入った噺家は、ここがもう絵になってる。
 人前で話すことの多い私も、こういうところもっと勉強しなくちゃいけない。

 話芸というけれど、前座や二つ目と、真打の決定的な違いは、顔の表情とか仕草だね。
 よく、人は言語情報より、非言語情報をより多く受け取っているというが、そのとおりだ。言葉だけじゃ面白さは伝わらない。噺家さんは、実は体全体で表現しているんだね。

 なぜ話が伝わらないか。
 筋道の立て方が悪い。間合いが悪い。言葉の選び方が悪い。
 と、いろんな理由が考えられるが、どうもそれだけじゃないようだ。

 というようなことは、一晩おいて考えているのであって、その場では、ただゲラゲラ笑っているだけだよ。当たり前でしょう。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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