廃部の危機乗り越えた熊谷女子高新聞部
今日の訪問校は埼玉県立熊谷女子高校。
創立は明治44年。県内屈指の伝統校だ。
訪問の目的は、部員わずか3人という新聞部の取材。
たった3人かよ、なんだが、去年はたった一人で部の存続も危ぶまれる状態であったのだから、よくここまで盛り返したのである。
高校新聞部の部員不足は深刻で、いまや「絶滅危惧部」と言われている(いや待て、言っているのは私だけか)。
こうした中、特殊な媒体とはいえ新聞づくりに関わっている私としては、何とか彼女たちを応援したいと思っているのである。
そもそも一般の新聞自体が、かつてはテレビ、今はインターネットに押され、 危機的な状況にある。「新聞離れ」「活字離れ」が進んでいる。
だが、新聞には、他のメディアにはない特性や強みがある。
たとえば。
「テレビでやっていた」
「インターネットで見た」
「雑誌で読んだ」
「新聞に書いてあった」
さて、この中で、あなたはどの情報に一番信頼をおくだろうか。
私などは古い人間であるから、きちんと裏付けをとっているのは、やはり新聞だろうなと考える。つまり、新聞に一番の信頼を寄せている。
しかし、今の若い人たちには、そういう観点はないのだろう。
面白くもないし、早くもない。でも、確かな情報である。それが新聞なのだということを訴えていかないと、高校新聞どころか大人の出している新聞がダメになってしまう。
もしかしたら、高校新聞部の危機は、大人の出している新聞の衰退がもたらしたものかもしれない。
高校生にがんばれと言う前に、われわれががんばらなきゃいかんな。
なお、同校新聞部の紹介記事は、「よみうり進学メディア埼玉版」9月号に掲載予定である。

樹木の多さ、高さ、幹の太さ。ここに歴史を感じるね。「暑いぞ!熊谷」なんのその。緑のオアシス熊谷女子高校。
創立は明治44年。県内屈指の伝統校だ。
訪問の目的は、部員わずか3人という新聞部の取材。
たった3人かよ、なんだが、去年はたった一人で部の存続も危ぶまれる状態であったのだから、よくここまで盛り返したのである。
高校新聞部の部員不足は深刻で、いまや「絶滅危惧部」と言われている(いや待て、言っているのは私だけか)。
こうした中、特殊な媒体とはいえ新聞づくりに関わっている私としては、何とか彼女たちを応援したいと思っているのである。
そもそも一般の新聞自体が、かつてはテレビ、今はインターネットに押され、 危機的な状況にある。「新聞離れ」「活字離れ」が進んでいる。
だが、新聞には、他のメディアにはない特性や強みがある。
たとえば。
「テレビでやっていた」
「インターネットで見た」
「雑誌で読んだ」
「新聞に書いてあった」
さて、この中で、あなたはどの情報に一番信頼をおくだろうか。
私などは古い人間であるから、きちんと裏付けをとっているのは、やはり新聞だろうなと考える。つまり、新聞に一番の信頼を寄せている。
しかし、今の若い人たちには、そういう観点はないのだろう。
面白くもないし、早くもない。でも、確かな情報である。それが新聞なのだということを訴えていかないと、高校新聞どころか大人の出している新聞がダメになってしまう。
もしかしたら、高校新聞部の危機は、大人の出している新聞の衰退がもたらしたものかもしれない。
高校生にがんばれと言う前に、われわれががんばらなきゃいかんな。
なお、同校新聞部の紹介記事は、「よみうり進学メディア埼玉版」9月号に掲載予定である。

樹木の多さ、高さ、幹の太さ。ここに歴史を感じるね。「暑いぞ!熊谷」なんのその。緑のオアシス熊谷女子高校。