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法がなくたって人殺しはダメだろう

 奈良の県立高校で、家庭科の女性教諭が授業中に「殺したいやつがいる」と発言したというニュース。
 まあ、この程度のことがニュースで取り上げられるのもどうかと思うが、一応記事内容を紹介しておこう。

 女性教諭は、「もし法がなくなったらどうなるか」「もしこの空間だけ法がなくなったら何をしたいか」と生徒に聞いた。家庭科の授業でなぜそのような展開になったのかは不明だが、消費者問題やら、食品・衛生問題やら、そういう話の中で法について語ることはあるだろう。
 で、女性教諭は続けて「私は殺したいやつが2人いる。怖いやろ」と発言したというのだ。
 
 法で殺人罪があるから殺さないが、もし、それが罪じゃなかったら殺すって話だろう。むろん、半分冗談で言ってるとは思うが、法があろうがなかろうが、人殺しはダメなんだよ。当たり前だろう。

 人間が集団で社会生活を営んで行く上で、守らなきゃいけない規律というものがある。その規律のことを社会規範と呼ぶ。社会規範には、伝統や慣習、道徳などがあり、法もまた社会規範の一つである。したがって、法に反しなければ何をやってもいいんだという考え方はダメなんだという話である。
 こんなことは、大学1年生の法律学の授業で一番先に習う基本中の基本の知識なんだがな、この女性教諭、居眠りして聞いてなかったみえる。

 授業中、生徒に質問を投げかけることを、専門用語で「発問(はつもん)」と言う。
 どのタイミングで、何を、どう聞くか。
 これは教師の力量が問われるところだね。適当に何でも聞けばいいってもんじゃない。

 「もし法がなかったら、何をしたいか」という発問が、そもそも変なんだよ。「もし法がなかったら」に続くのは、「私たちの生活にどんな不都合が生じるか」だろうね。
 
 この女性教諭が新人だったら、下手くそな発問もまあ許してやろうって話だが、ある程度経験積んでこの程度だとしたら、ちょっと困りもんだね。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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