公立入試問題分析04(社会)
社会の平均点は49.5点。
理科・社会は「何とかなる」と甘く見ている人が多いが、この平均点の低さは「何とかなっていない」ことを示している。
分野ごとの通過率は次のとおり。※カッコ内は前年
大問1・2 地理的分野 65.1%(63.6%)
大問3・4 歴史的分野 48.5%(40.7%)
大問5 公民的分野 29.7%(46.7%)
大問6 総合問題 42.4%(44.2%)
26年度は公民的分野の出来が特に悪かった。
正答率ワースト問題
1.大問5 問2 4.4% 公民
2.大問5 問3 8.8% 公民・記述
3.大問1 問2 13.5% 地理・記述
4.大問6 問3 13.8% 総合・記述
5.大問4 問2 19.6% 歴史・記述
正答率ワーストに記述(論述)問題が並ぶのは予想される事態であるが、もっとも出来が悪かったのが、記号問題であったことが注目される。
正答率ワースト1の大問5の問2は、内閣の成立までの出来事を順番に並べる問題だった。
ア 衆議院解散
イ 国会での内閣総理大臣の指名
ウ 衆議院総選挙の投票
エ 内閣の総辞職
正解は、「ア→ウ→エ→イ」
この問題では、「エ 内閣の総辞職」をどこに置くかがポイントだったようである。
「ア 衆議院が解散」したので、新しい議員を選ぶ「ウ 衆議院総選挙の投票」が行われる。新しい議員が選ばれたので、ここでいったん「エ 内閣の総辞職」が行われ、改めて内閣を作るために「イ 国会での内閣総理大臣の指名」が行われるという手順となる。
なお、平成22年度大問6の問3(3)で、非常によく似た問題が出題されている。
並べ替え問題は、記号で答える問題とは言え、正しいものを(誤ったものを)一つ選ぶといった問題に比べると難しい。大問4の問5も、歴史の古い順に並べるという問題であり、正答率は29.6%と低かった。
理科・社会は「何とかなる」と甘く見ている人が多いが、この平均点の低さは「何とかなっていない」ことを示している。
分野ごとの通過率は次のとおり。※カッコ内は前年
大問1・2 地理的分野 65.1%(63.6%)
大問3・4 歴史的分野 48.5%(40.7%)
大問5 公民的分野 29.7%(46.7%)
大問6 総合問題 42.4%(44.2%)
26年度は公民的分野の出来が特に悪かった。
正答率ワースト問題
1.大問5 問2 4.4% 公民
2.大問5 問3 8.8% 公民・記述
3.大問1 問2 13.5% 地理・記述
4.大問6 問3 13.8% 総合・記述
5.大問4 問2 19.6% 歴史・記述
正答率ワーストに記述(論述)問題が並ぶのは予想される事態であるが、もっとも出来が悪かったのが、記号問題であったことが注目される。
正答率ワースト1の大問5の問2は、内閣の成立までの出来事を順番に並べる問題だった。
ア 衆議院解散
イ 国会での内閣総理大臣の指名
ウ 衆議院総選挙の投票
エ 内閣の総辞職
正解は、「ア→ウ→エ→イ」
この問題では、「エ 内閣の総辞職」をどこに置くかがポイントだったようである。
「ア 衆議院が解散」したので、新しい議員を選ぶ「ウ 衆議院総選挙の投票」が行われる。新しい議員が選ばれたので、ここでいったん「エ 内閣の総辞職」が行われ、改めて内閣を作るために「イ 国会での内閣総理大臣の指名」が行われるという手順となる。
なお、平成22年度大問6の問3(3)で、非常によく似た問題が出題されている。
並べ替え問題は、記号で答える問題とは言え、正しいものを(誤ったものを)一つ選ぶといった問題に比べると難しい。大問4の問5も、歴史の古い順に並べるという問題であり、正答率は29.6%と低かった。