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子どもの貧困、何か変な言葉だ

 政府が「子どもの貧困対策の大綱」なるものを決定した。

 だが、子どもの貧困って、何か変な言葉だろう。
 子どもは、もともと所得がないんだから、子どもが貧乏ということは、親や家庭が貧乏ってことだろう。
 だったら、子どもの貧困なんて言わないで、「親の貧困」「家庭の貧困」でいいじゃないか。

 だが、そう言わないのが、この問題のポイントだ。

 日本は、「健康で文化的な最低限度の生活」(憲法25条)が保障された国だ。
 食うものや着るものにも事欠く、いわゆる絶対的貧困はいない国だ。

 だから、ここで言う貧困は、家庭の所得が平均以下という意味合いだが、そのような家庭の子どもは、学習環境や文化的な体験に恵まれなかったりする可能性が高い。
 そうすると、その子どもたちが、そのまま大人になって、また貧困に陥る可能性が高いという具合で、なかなか貧困から抜け出せない。
 つまり、貧困の連鎖。

 この不幸な連鎖を断ち切ろうっていう話だ。
 親が貧困であることも問題だが、それよりも、その貧困が子どもに引き継がれてはならないというところに重点がある。
 だから、あえて子どもの貧困という言い方をするのだろう。
 
 厚生労働省の調査では、現在、子どもの貧困率は16.3%。
 6人に1人。
 たしかに、放っておけない問題だ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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