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割愛するのは難しい

 「割愛」という言葉がある。「かつあい」と読む。

 不要なものを捨てるという意味で使っている人が多いが、本来の意味は、惜しいと思いながら、やむを得ず捨てることである。
 私の場合だと、新聞記事を書いていて、「紙面の関係で割愛する」ことがよくある。これは書いておきたいな、でも、行数がいっぱいだ。残念だけど、これはカットしよう。

 日々の行動の中でも、「割愛」するという発想が必要である。
 何か新しいことを始めようとしたら、そのための時間を捻出しなければならない。

 私の同世代は、すでに定年になり、時間を持て余している連中が多いので、時間をひねり出すなどという苦労はいらないが、私はいまだ現役であるので、どう時間を生み出すかが大問題である。

 明らかに不要であることに使っている時間があれば、その時間を新しいことに回せばいいが、不要であることなど、そうはやっていない。

 いま行ってることは、それなりに必要性があってやっていることなので、簡単にはやめられない。しかし、それでは、新しいことに使う時間は生み出せない。さあ、困った。

 そうすると、惜しいな、残念だな、悔しいなと思いつつ、今やっていることのいくつかを断念せざるを得ないということになる。
 つまり「割愛」だ。

 しかし、この「割愛」というのは、面白いもので、惜しいなと思って止めてみると、「あれ、これって必要なかったんじゃないの」と気づくことも多いのである。
 結構大事だと思って続けていることを、いったん止めてみる。すると、そのことの本当の重要性が見えてくる。

 受験生諸君。
 時間は有限であるから、何か新しいことを始めるには、何かを止めなければならない。
 やらないことを決めれば、時間が生み出せる。
 ぜひ、試してもらいたい。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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