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浦高祭の門は安土城だった

 昨年は未完のまま公開時間を迎えるという、大変残念な結果だったが、さすが浦高生、同じ過ちは繰り返さない。
 
 今年のモチーフは安土城。
 言うまでもなく織田信長の居城であるが、焼失し現存しない。

 受験生のために触れておくが、安土城は教科書にものっている。
 現在の滋賀県にあった。
 安土城の城下では、「楽市・楽座」という経済政策がとられたが、このことも教科書にのっている。太字で書かれた重要語であるから、入試で出題される可能性は高い。

 浦高祭の安土城に戻るが、選択の理由には、幅や奥行といった物理的条件が大きくかかわっているようだ。この敷地内で建てられるもので、デザインや色彩にインパクトがあるもの、そんなふうに絞って行く中で行きついたのが安土城だった。

浦高祭01

 安土城は、中学の教科書にもあるように、5層の天守閣を持つ城だ。
 石垣を用いた築城技術も、その後の城づくりのお手本になったというが、このあたりも、結構忠実に再現している。
 この写真では分からないが、石垣は、ちょっと見には本物の石かと思えるほどの出来栄えだ。実は素材は発泡スチロールだが、色や形だけではなく質感にもこだわったという。たしかに、触ってみると、ザラザラしている。石は、ところどころ緑がかっているが、これはコケということだな。芸が細かい。

 ということで、門だけ見て帰ろうと思ったが、ちょっと会っておきたい生徒のことを思い出した。
 2年生のS君は囲碁将棋部に所属し、全国大会でも活躍している。
 新聞やネットでも見かける。彼と会っておこう。
 だが、待てよ。彼が高校受験の頃、手紙とかのやり取りはあったけど、実際に会ったことはなかったんだよな。分かるかな。
 と思いつつ、囲碁将棋の会場に行ったのだが、あいにくとお客さん相手に対局中だった。残念。
 でも、2年の月日は、間違いなく彼を「男」にしたね。精悍な顔つき、自信に満ちた態度、そして時折見せる対局相手への優しい眼差し。
 S君、君は期待した通りのいい男になってるぜ。

 ※やや粗い編集だったので、微調整して、9月16日(火)動画を再アップ
 コチラ→
  浦高祭の「門」

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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