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敬老の日、爺さんは何を考えたか

 9月の第3月曜日。敬老の日である。
 私が中学生のときにできた祝日だ。
 
 当時、男性の平均寿命は68歳ぐらいだったという。
 今63歳の私だが、その頃だったら、そろそろ死んでもいい年齢ってことだ。
 「まあ寿命だから仕方ないでしょう」なんて言われてね。
 50年前は、長生きがみんなの願いだった。敬老の日制定には、そんな背景がある。

 人口の構造は、「多産多死」から「多産少死」、そして「少産少死」へと推移すると言われる。
 日本をはじめ、先進国はおおむね「少産少死」である。
 
 私が生まれた昭和26年の出生数は200万人を超えていた。その上の昭和22年~24年生まれ(団塊の世代と呼ばれる)は250万人を超えていた。
 現在の出生数は年間およそ100万人と半減しているが、たくさん生まれた私たちの世代が、当分生きているだろうから、急激に人口が減ることはない。しかし、長期的には人口減から逃れることができない。

 少子化の影響は、短期的には子供や若者関連の産業にまず現れる。学校もこの中に入れていい。
 しかし、長期的には、人口減イコール需要減となり、すべての産業に及ぶ。

 私たちの世代は、経済復興の時代に生まれ、経済成長とともに生き、繁栄を享受し、そして、おそらくは衰退を知らずに死んでいく。
 しかし、若者たちは、衰退の時代を生きなければならない。
 もちろん、衰退は、このまま行けばという未来予測であるから、変えることはできる。
 その道筋をつけてから死ぬことにしよう。

 と、敬老の日の今日、爺さんは考えたのである。

 
 

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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