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隣国だから仲良くが難しい

 隣国との関係はなかなか難しいものだ。

 「お隣同士なんだから、仲良くしましょう」などと、のんきな発言をしている人もいるが、古来多くの戦争が、隣国同士で行われていることを見れば、それがいかに難しいか分かるだろう。
 利害の対立は、近いからこそ生じるのであり、これが遠く離れた同士であれば、それほど激しい対立にはならないのである。

 明治以来の日本の戦争を振り返ってみれば明らかである。
 日清戦争、日露戦争、太平洋戦争。
 日本は島国であるから、直接国境を接してはいないが、すべて海を隔てた隣国との戦争である。

 ヨーロッパにおいても、ドイツとフランス、フランスとイギリスなどのように、隣同士が何度も戦争を繰り返しているのだ。

 そう考えれば、わが日本にとって、ロシア、中国、韓国、北朝鮮、それにアメリカ、これ以外に戦争になる可能性のある国は存在しないということになる。やや乱暴だが、歴史的に見ればそういうことだ。

 最初に言ったように、これらの国々とは、その近さゆえに、利害が対立し、絶えずトラブルが起こるものなのである。
 友好的な関係を築くのが、もっとも難しいのだ。
 分かりやすく言うと、一番仲良しになりにくい相手。もしかすると、なれない相手。

 相手に譲歩することで、平和を維持しようとする外交スタイルを「宥和(ゆうわ)政策」と呼ぶ。
 よく知られているのが、ヒトラーのナチスドイツの台頭に対して、イギリスのチェンバレン首相がとった政策だが、この譲歩は平和をもたらさなかった。
 (譲歩したからこそ、被害を減じることができたという見解もある)

 問題になっている日中関係、日韓関係。
 両国との関係は、競争と対立がむしろ常態(ふつうの姿)であると思う。
 日本が譲歩すれば、関係は改善できるかのように言う人もいるが、片方の一方的な譲歩で平和がもたらされた例を私は知らない。

 仲良くなれないが、決定的な対立だけは避ける。
 これが、隣国同士の付き合いなのだろう。

 なお、以上は、国家間の話であり、私には、韓国人にも中国人にも仲の良い友達がいることを付け加えておこう。
 

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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