FC2ブログ

年末の風物詩、今宵は酉の市

 今日、浦和では「十二日市(じゅうにんちまち)」というお祭りが行われている。
 調神社(つきじんじゃ)の酉の市(とりのいち)である。
 2日前には、大宮・氷川神社の酉の市である「十日市(とおかまち)」が行われた。

 浦和の地元民は、調神社とは言わず、「つきのみや」あるいは、「つきのみやじんじゃ」と呼んでいる。
 調というのは、教科書にも出てくる「租・庸・調」の調であるから貢物(みつぎもの)のこと。それを集める場所に作られたから調神社となった。
 貢物の搬入搬出の邪魔になるということで、この神社には鳥居がない。調(つき)という音から月に結びつき、月ならば兎(うさぎ)だろうということで、ここでは神社によくある狛犬(こまいぬ)ではなく、兎が置かれている。
 ということで、調神社は、鳥居のない神社、狛犬の代わりに狛兎がいる神社として知られている。

 酉(とり)は十二支(じゅうにし)の一つ。
 酉の年があるように、酉の月、酉の日もある。酉の日は十二支であるから12日ごとにめぐってくる。年に30回ぐらいはある勘定だが、そのうち年の瀬11月または12月の酉の日に行われるのが酉の市だ。
 年によって、酉の日はずれて行くわけだが、現代では酉の日には関係なく、毎年決まった日に行われている。

 1000店を超す露店が立ち並ぶが、縁起物の熊手を売る店が出るのが、酉の市ならではだ。
 熊手で「福をかきこむ(集める)」という意味があるようだ。

 そうそう、熊手と言えば、今はなき、みんなの党の渡辺喜美氏が、8億円の借金の使い道を問われて、熊手を挙げたね。たしかに高いものは10万円以上するらしいが、安い物は数千円。だいたい1万円から5万円あたりが売れ筋らしい。私もかつて1~2万円ぐらいのを買って、会社に飾っていたことがあるが、後が続いていない。だから商売繁盛しないのかもしれない。

 ちなみに、熊手には定価がついていないので、熊手商のオジサンとの交渉になる。3万と言われたら、何とか粘って2万にしてもらうのだが、結局値引きしてもらった1万は、ご祝儀としてオジサンに渡すのが粋(いき)とされているので、おんなじことだね。でも、周りにいる人たちも含めて、交渉を楽しむわけだ。そして交渉がまとまったら、近くにいる人みんなで手締め。
 「イヨーオ、シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャンシャンシャ、シャン」
 来年も良い年でありますように。

 午前中、交通規制が始まった直後の画像。夕方になると前に進むのも容易じゃない大混雑となる。 十二日まち01

 十二日まち02

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

梅野弘之

Author:梅野弘之
受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
当ブログを訪問された方
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード