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授業は説明がメイン、板書はサブ

 昨日は、初顔の男子1人とマンツーマン授業。
 本人が電話してきたからね。じゃあ、ちょっと見てあげよう。

 いつものことだが、まず教えなくちゃいけないのが、授業の受け方。
 ノートを開いて、ペンを手に持って。
 そうそう、これやってもらわないと授業は始められないよ。

 先生が黒板に何か書き始めてから、ノートを開く人がいるだろう。
 そういう人は、授業というものを勘違いしているんだよ。

 教える側から言うと、授業のメインは説明(話)だ。板書はサブ。
 まあ、はっきり言えば、板書を写すかどうかなんて、どっちでもいいことだ。
 説明(話)を聞いてほしい。そして理解してほしい。分からなかったら質問してほしい。理解できたら、あとで復習するためにメモをしてほしい。そういう受け方をしてほしいわけだ。

 板書を写すのは誰でもできるよ。まあ、能力は関係ないと言っていい。
 しかし、説明(話)を聞いて理解し、それをメモするというのは能力が関係してくる。
 もちろん、最初のうちはうまく行かないのだが、意識してやっているうちに、だんだんとこの能力に磨きがかかってくる。これがある程度できるようになってくると、成績も上がってくる。

 同じ教室で、同じ先生から教わっていても、テストをやってみたら全然違うだろう。つまりこれは、授業の受け方に違いがあるっていうことだ。

 ということで、前半戦は、「説明を聞く」→「理解する」→「メモする」の練習。
 最初のうちは、板書しないとペンが動かなかったが、時間が経つにつれて、話を聞きながらメモをとるというのが、少しずつできるようになってきた。
 そうだ、その調子だ。学校が始まったら、そういうふうに授業を受けなさい。

 後半戦は、過去問題集の使い方。
 まあ、これについては何度もブログに書いてきたとおりなので省略。

 今日の男子(仮にK君としておくか)は、どっちかと言うと無口な子かな。
 でも、K君は最初にも書いたように自分でちゃんと電話してきたよ。そういうのは出来るんだ。
 最後に、何か聞きたいことがあるかと言ったら、「一日何時間勉強すればいいか」と聞いてきた。

 そうだな。起きてる時間の半分。というのは難しいから、3分の1ぐらいだろう。
 人間の集中力というのは、そんなに長くは続かないから、疲れたら、休憩を入れる。あらかじめ何分やったら休憩って決めるんじゃなく、疲れてきたなと思ったら、そのタイミングで休む。

 今日教えた方法で2~3週間やってみよう。
 学校が始まったらまた来いよ。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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