読書で点数は伸びない(高校入試の国語2)
読書習慣がない人が、今からあわてて読書を始めても入試には間に合わない。
読書で国語の力をつけたいと思うなら、これから年100冊以上のペースで続けることだ。3年後の大学受験の頃には効果が現れるだろう。
ただし、本を読むのが好きな人は、このまま続ければよろしい。趣味も必要だ。
しかし、「読む力」は読むことによってしか鍛えられないのだから、何かを読まなければならない。
答えを先に言っておこう。長文問題の問題集を買ってきて、それを読めばいい。
小説は、短編と言われるものでも、文庫本で50ページぐらいにはなる。そんな長い文章は入試には出ない。せいぜい2~3ページか4~5ページぐらいのものだ。だから、問題集でそのぐらいの分量を一気に読む訓練をしたほうがいい。
この先、繰り返し述べることになるが、入試問題を解くという作業は時間との戦いである。(ちなみに、前回紹介した私の作文講座も、徹底的なスピード勝負のコツを教えている)
長文問題といっても、せいぜい3千文字程度であるから、これを3分程度で読めるようにする。速読というのとは違う。速読はもっと桁違いの速さであるし、身につけるには特別なトレーニングが必要だ。
だが、1千文字を1分というのは、普通の人が特別な訓練をしなくても到達できるレベルだ。毎日走っていれば、だんだん速く走れるようになるのと一緒である。
問題文を3分程度で読むことができれば、問いに答える時間が十分にとれる。長文問題の答えは、決して難しいものではなく、じっくり考えれば、だいたいは正解できる。だから、その、じっくり考える時間を生み出すために、問題文をさっさと読んでしまうことが必要なのだ。
読書で国語の力をつけたいと思うなら、これから年100冊以上のペースで続けることだ。3年後の大学受験の頃には効果が現れるだろう。
ただし、本を読むのが好きな人は、このまま続ければよろしい。趣味も必要だ。
しかし、「読む力」は読むことによってしか鍛えられないのだから、何かを読まなければならない。
答えを先に言っておこう。長文問題の問題集を買ってきて、それを読めばいい。
小説は、短編と言われるものでも、文庫本で50ページぐらいにはなる。そんな長い文章は入試には出ない。せいぜい2~3ページか4~5ページぐらいのものだ。だから、問題集でそのぐらいの分量を一気に読む訓練をしたほうがいい。
この先、繰り返し述べることになるが、入試問題を解くという作業は時間との戦いである。(ちなみに、前回紹介した私の作文講座も、徹底的なスピード勝負のコツを教えている)
長文問題といっても、せいぜい3千文字程度であるから、これを3分程度で読めるようにする。速読というのとは違う。速読はもっと桁違いの速さであるし、身につけるには特別なトレーニングが必要だ。
だが、1千文字を1分というのは、普通の人が特別な訓練をしなくても到達できるレベルだ。毎日走っていれば、だんだん速く走れるようになるのと一緒である。
問題文を3分程度で読むことができれば、問いに答える時間が十分にとれる。長文問題の答えは、決して難しいものではなく、じっくり考えれば、だいたいは正解できる。だから、その、じっくり考える時間を生み出すために、問題文をさっさと読んでしまうことが必要なのだ。