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富岡製糸場がらみは入試に出そうだ

 月曜日から埼玉新聞で公立入試問題予想の連載が始まっている。(※ブログ右下に「埼玉新聞」へのリンクあり)
 今日は社会の地理編だった。

 公立高校入試では、いわゆる時事問題というのは出ない。教科書に出ていないからだ。
 しかし、すでに教科書に出ていることが、時事問題になったのなら、話は別だ。

 世界遺産に登録された富岡製糸場
 念のため。製紙(紙をつくる)じゃなく、製糸(糸をつくる)だからね。
 これは、時事問題である以前に、教科書レベルの基礎知識だ。

 これは出題できる。

 官営模範工場である富岡製糸場を抜きにして、明治初期の殖産興業政策は語れない。
 教科書に写真(絵)が出ているという点でも、出やすい事項と言える。
 加えて、埼玉ゆかりの渋沢栄一が設立にかかわっている。

 当時の生糸(きいと)は、わが国最大の輸出品であるから、明治初期の貿易に関する問題に発展させることもできる。
 製糸工場で働いていたのは女性(工女)だ。低賃金・長時間労働という、労働問題に発展させることもできる。

 富岡製糸場は何県にありますか? 答、群馬県。というようなバカな問題は出ないが、これを糸口に、いろんな問題を作りやすいのだから、教科書の関連するページをしっかり復習しておこう。

 ついでに、この3月に開業する北陸新幹線もおさえておこうと思うのだが、これは次回だ。
 

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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