梅野弘之の先生応援ブログ

　埼玉県公立高校入試まで、あと約3週間。出願までは約10日だ。
　だが、まだ出願先を迷っている人もいる。

　大事なことだから、いくら迷ってもいいが、そろそろ決断しなければいけない。

　決断とは、捨てることである。
　条件がたくさんある。いろんな要素や可能性がある。
　そういう中から、一つを選ぶということは、言い換えれば、他をバッサリ切り捨てることである。
　
　さあ、決められない人は、とりあえずゴミ箱を用意してもらおうか。
　私は常に、この方法を取っておるぞ。
　「この条件はあきらめるか」。ポイ。
　「この可能性も捨てよう」。ポイ。
　「この要素は考えないことにしよう」ポイ。
　
　おお、最後にこれが残ったか、じゃ、これで行こう。

　ある瞬間に、一人の人間が取りうる行動は、たった一つしかないんだよ。
　だから、手元のカードが一枚になるまで、捨てて行かなければならない。

　床に並べられたカードから、一枚を選んで拾い上げるんじゃなく、手に持ったカードの中から、一枚一枚ゴミ箱に捨てて行く。
　そういう発想をしてみたらいいと思う。