さっそく偶然の一致が。いや、必然かな?
一昨日、同じ年に別々の県で、同一問題が出てしまう偶然の一致の話をしたが、さっそく現実のものとなった。
2月12日 千葉県(前期) 「判断を委員長に委ねる」
2月18日 神奈川県 「土器の鑑定を専門家にユダねる」
千葉県は「読み」、神奈川県は「書き」という違いはあるが、どちらも同じ漢字の出題だ。
(なお、これについては、すでに読者の「takaさん」から、昨日の段階でコメントが入っている)
なぜこのような偶然の一致が起きるかをもう一度まとめておこう。
各県とも、教科書の範囲内(=学習指導要領の範囲内)からの出題と決まっている。そして、どの県の問題作成者も、ほとんど同じ教科書を見て、問題を作っている。
だから、偶然同じところに目をつけてしまうことがある。
他県の問題が事前に分かれば重複は避けられるが、入試問題という性質上、それは不可能であるから、ふたを開けてみたら、同じだったという現象は避けられない。
私はここまで「偶然の一致」という言葉を使ってきたが、よくよく考えてみると、むしろ偶然ではなく「必然の一致」かもしれないのである。
その理屈はこうだ。
出題者は、まず自分の県の過去問との重複を避ける。同じ単元、同じ知識はOKだが、同じ答えはNG。
次に。
これは推測であるが、その県で実施されている模試との一致を避けようとする。埼玉県の場合で言えば、私のやっているUPテストなども調査対象になっている可能性が高い。さらに、近年では、県内各地域において、「公的テスト」といわれるものが年2~3回実施されており、これらも調査対象だ。
と、こういうことをやっていると、出題できる問題が、どんどん限定されて行くことに気づくだろう。
再三言ってきたことだが、入試問題など所詮は過去問の「焼き直し」である。
それは、どこの県でも同じ。
だから、問題の一致は、偶然ではなく、必然的に起きるものなのである。
2月12日 千葉県(前期) 「判断を委員長に委ねる」
2月18日 神奈川県 「土器の鑑定を専門家にユダねる」
千葉県は「読み」、神奈川県は「書き」という違いはあるが、どちらも同じ漢字の出題だ。
(なお、これについては、すでに読者の「takaさん」から、昨日の段階でコメントが入っている)
なぜこのような偶然の一致が起きるかをもう一度まとめておこう。
各県とも、教科書の範囲内(=学習指導要領の範囲内)からの出題と決まっている。そして、どの県の問題作成者も、ほとんど同じ教科書を見て、問題を作っている。
だから、偶然同じところに目をつけてしまうことがある。
他県の問題が事前に分かれば重複は避けられるが、入試問題という性質上、それは不可能であるから、ふたを開けてみたら、同じだったという現象は避けられない。
私はここまで「偶然の一致」という言葉を使ってきたが、よくよく考えてみると、むしろ偶然ではなく「必然の一致」かもしれないのである。
その理屈はこうだ。
出題者は、まず自分の県の過去問との重複を避ける。同じ単元、同じ知識はOKだが、同じ答えはNG。
次に。
これは推測であるが、その県で実施されている模試との一致を避けようとする。埼玉県の場合で言えば、私のやっているUPテストなども調査対象になっている可能性が高い。さらに、近年では、県内各地域において、「公的テスト」といわれるものが年2~3回実施されており、これらも調査対象だ。
と、こういうことをやっていると、出題できる問題が、どんどん限定されて行くことに気づくだろう。
再三言ってきたことだが、入試問題など所詮は過去問の「焼き直し」である。
それは、どこの県でも同じ。
だから、問題の一致は、偶然ではなく、必然的に起きるものなのである。