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79年前の2月26日のできごと

 今から79年前、1936(昭和11)年2月26日に「2・26事件」が起こっている。
 軍事政権の樹立をめざす陸軍青年将校が、首相官邸などを襲撃した。
 岡田啓介首相はあやうく難を逃れたが、高橋是清大蔵大臣らが暗殺された。
 反乱はすぐに鎮圧されたが、以後、軍部の政治的発言力が強まったとされている。

 「2・26事件」が起こる4年前、1932年5月15日には「5・15事件」が起こっている。
 海軍将校により犬養毅首相が暗殺された事件である。
 (※「5・15事件」と「憲政の常道」については、平成25年度の埼玉県公立高校入試で出題された)

 いずれも軍部が関係する事件だが、まだこの頃は軍部が日本の政治を支配するという状況にはなっていない。すでに権力を握っているなら、こうしたテロ事件を起こす必要はないのである。

 戦前イコール軍国主義と単純に決めつけるのは間違いだ。
 少なくとも、犬養が暗殺されるまでは、選挙で多数を占めた政党が内閣を組織するという「憲政の常道」にしたがった政治が行われていたのだ。

 しかし、「2・26事件」から5年後の1941(昭和16)年には、日米開戦となってしまう。
 戦争に反対する声がなかったわけではない。むしろ、そうした声の方が大きかったかもしれない。にもかかわらず戦争を避けることができなかった。そこのところの「なぜ?」をよくよく考えてみなければならない。

 ※青字で示した人名・用語は中学校歴史教科書に出ているものである。 

 

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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