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うまく行かないのは、経験がないからではない

 入試ネタが続いていたが、久しぶりにわが社の志村くん登場である。

「今日は、キミの摩訶不思議な発想についてだ」
志村「何のことでしょう?」
「キミはしばしば、経験がないから出来ないとか、うまく行かないと言う」
志村「今までやったことがない仕事ばかりですから当然だと思います」
「そこだ。その発想こそ摩訶不思議で大人とは思えない発想なのだ」

 私たちは毎日、昨日までとは違う別の日を生きている。同じ日を二度生きることはできず、来る日も来る日も、新しい別の日を生きているのである。
 だから、仕事自体に変化が無くても、それをやっている自分は、昨日とは別の自分であるから、日々新たな経験をしていると言えるのだ。
 
志村「いまいちピンと来ませんが」
「では少し話を変えよう。いま大勢の中学生が高校受験に挑んでいるが、かれらの中に、高校受験の経験を十分に積んでいる者がいるか」
志村「いるはずないですね。みんな初めてです」
「しかし、かれらから、経験がないからうまく行かないとか、出来ないという言葉を聞いたことがあるか」
志村「聞かないですね」
「子どもたちでさえ、経験のないことに果敢に挑んでいるのに、大の大人が経験がないからできないなどと言うのは、恥ずかしいことだと思わないか」

 経験がないことに挑むのは、仕事では当たり前のことなのだ。そもそも、生きるとはそういうことなのだ。
 よく「経験を活かす」などというが、それは過去にあった似たような事柄を分析し、そこから得られた結論を応用したということなのだ。

「要するにキミは、自身の分析力、応用力の無さを暴露しているんだな」
志村「頭を使ってない?」
「そうだ。自分自身の中に、似たような経験がなくても、世の中のほとんどのことは先人によって経験されている。それともキミは、人類史上初めての仕事をやっているとでも言うのか」
志村「そんな大それたことでは・・・」
「そうだろう。だから、先人の知恵に学べばいいのだ。経験がないからできないなどというのは、自分は研究心がない人間だと言っているに等しいのだ」

 さあ、これでもまだ、経験がないからできないと言うか。

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受験生・保護者の皆さん、学校や塾の先生方に最新情報をお届けします。ただし、結構頻繁に受験と無関係の話も。

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